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FX初心者が最初にすべきポイント?その2【トレード編】

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FX初心者が最初にすべきポイント?その2【トレード編】

FX初心者が最初にすべきポイント?

通貨ペアの選び方とトレードタイミングの捉え方

初めてFXにチャレンジする方にとっては、取引する通貨ペアの選び方から取引の仕方、タイミングなど、右も左も分からず何となく売ったり買ったりしてしまうことは致し方ない部分ではあります。一般的に金融商品の多くは、

ある程度勉強代を払わないと知識も技術も身につかない

と言われる傾向にありますが、その勉強代を払う前にまずは、最低限基本的な知識は身につけておこうというのがこの【FX初心者が最初にすべきポイント】シリーズ。

前回記事、「▼FX初心者が最初にすべきポイント?その1」では、ポジションの量やレバレッジといったリスクマネージメントについてご紹介してきましたが、それらを踏まえ今回は

具体的な取引の方法やタイミング

といった、より実践レベルでの基礎知識をご紹介していきます。

まずはじめにご紹介するのが取引する通貨ペアの選び方。
例えば株式投資における銘柄選択においては、自身にとって馴染みのある企業を投資対象とすることを推奨する傾向にありますが、その要因のひとつとして挙げられるのが「情報収集の容易さ」という点が挙げられます。馴染み深い企業であれば、ある程度情報が得られやすいのと同様に、FX取引においてもまずは

情報収集がしやすいドル円などの通貨ペアで取引する

というのが基本となります。
もちろん、FXにはスワップポイントという付加価値的なメリットもあり、それらのメリットが大きい高金利通貨の多くは、新興国通貨だったりする傾向にありますが、やはり新興国通貨のような情報量が乏しく、流動性も低い通貨は変動が激しく、

スワップポイントで得られるメリットより、価格変動で被るデメリットの方が大きい

ため、初心者が取引をするのにはあまり向いていないと言えます。

幸い、2023年後半の市況においては、全世界的なインフレの高まりによって、アメリカの政策金利(FF金利)も5.0%を超える状況ではありますので、米ドルも言わば高金利通貨と言える状況ではありますが、やはり取引に馴れるという観点では、

ドルやユーロ、円といったメジャー通貨を取引する

のほうが好ましいと言えます。

続いては取引するタイミングについてです。
売ったり買ったりといったタイミングについては、言わば全投資家の永遠の課題とも言えるので、ベストタイミングを狙うより、

バッドタイミングを避けるという視点で捉えた方が現実的

ご承知のとおり、FX取引においては株式市場のようなストップ高やストップ安といった概念はありませんので、安値で買って高値で売るという点に傾倒するのではなく、

あくまで幾らの利ざやを抜けるか

という視点を持つことが肝要です。
つまり、仮にドル円を145円で買って、147円で売れたとしても、まだまだ円安の傾向が続くと思えば、148円から買い直すといったことも必要なのです。

どうしても売った値段以上で買い直すのに二の足を踏んでしまう

のほうが 心情ではありますが、昨今のような一方的な円安トレンドだと、その買い直しするタイミングすらないまま、どんどん値上がりして置いていかれてしまうというのが実情です。

取引のタイミングについては、この後の章でもご紹介いたしますが、FXのようなレバレッジ商品においては、買った値段・売った値段についてはあまり重要ではないという点を認識しておくと良いでしょう。

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新興国通貨の基礎とメリット・デメリット

デモトレードの重要性と活用法について

デモトレードの重要性と活用法について

これらのように、実際に取引を開始するにあたっては、事前にデモトレードで試してから始められる方も多いかと思います。デモトレードの目的については、画面操作に慣れることが一番に挙げられますが、その他にも指値や逆指値といった注文方法の活用、各通貨ペアの値動きの特性などをリアルに体験できることなどもメリットとして挙げられます。

もちろん、デモトレードにおいては仮想資金での取引となる以上、デモ口座の口座残高を増やしたところであまり意味がなく、実際に自身で投下する資金と仮想資金とでは

取引の質がまったく異なってきます。

「FX初心者あるある」かもしれませんが、デモトレードで上手く口座残高が増やせたから、自信を持ってリアルな取引にチャレンジしたら惨敗・・・などというケースの方が決して珍しくありません。デモトレードにおいては、先述した取引画面の操作に慣れるほか

・各国市場での値動きの特性を知る
・経済指標発表などによる市場の反応を知る
・それに合わせ、試しにポジションを取ってみる
・指値や逆指値注文後の値動きが思惑通りか確認する
・使いやすい画面レイアウトかを確認する
・チャート機能の充実さをチェックする 
・ストップロスの設定を徹底して損切に馴れておく
・取引量に対する収益・損失の感覚を身につける
  などなど

デモトレードには、これ以外にも様々なメリットがありますが、あくまで口座残高を増やすのが目的ではなく、取引画面に慣れることを目的にデモ口座で練習を重ねると良いでしょう。実際に為替レートのチェックだけであれば、取引口座がなくても様々な箇所で情報を得ることができますが、

即座に売買ができる取引画面は緊張感も別格

特に相場の急変動時などは、プロのディーラーですら画面操作する手が震えるという人もいるくらいなので、取引画面に慣れておく、相場変動時でも冷静に操作ができるということもまた身につけておきたいスキルと言えるでしょう。

上記のように、値動きのタイミングをある程度掴んでくることで、取引に参加する際のバッドタイミングを避けるということにつながってきます。

例えば、何も分からない状態で適当にポジションを取り、直後の経済指標の発表で急落した・・・なんていうイージーミスを避けることもできますし、市場の切り替わりタイミングを知ることで、変なポジションを取ってしまうようなことも避けられるでしょう。

その他にも、東京市場の午後3~4時くらいだと既に多くの取引が終了し、欧州市場にバトンタッチするタイミングですので、欧州勢がどのように入ってくるか分からない状況下でポジションを取ってしまう・・・こういうことを避けるのもFXにとっては大切なスキルと言えるのです。

FX取引においては、身につけておきたい様々なスキルや知識がありますが、頭でっかちになり過ぎてしまうと、いつまでもリアルな取引ができなくなってしまいますので、

ある程度の部分は実践で試してみることも重要

という点を認識しておくようにしましょう。

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