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海外マーケット(天候リスクが後退し、シカゴ穀物は全面安)

天候リスクが後退し、シカゴ穀物は全面安

(NY貴金属)
23日のNY金は、反落。NY金期近8月限は前日比3.6ドル安(3日分合計で9.6ドル安)の1801.8ドル、NY白金期近10月限は同29.2ドル安(同3.8ドル安)の1061.4ドル、NY銀期近9月限は同14.8セント安(同23.8セント高)の2523.3セント。
米長期金利が一時、1.3%台の上昇したことを嫌気して、1790ドル割れをみせたが、清算値決定にかけ1800ドル台を回復するなど、下げ幅を縮小している。取引水準を切り下げているため、テクニカルな売りにつながったとも考えられる。市場では来週予定されている米FOMCに注目が集まっているが、NY株価の強調地合いもあり、安全資産としての金の買い妙味は大きく後退している。株価の出直りをキッカケにして銀や白金が戻りをみせていたが、週末は対照的な動きをみせた。特に白金は一時、1050ドル割れをみせたが、白金の欧州での需要拡大に対する過剰な期待に対する反動安を強いられていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
23日のWTI原油は、4営業日連続の上昇となった。WTI原油期近9月限は前日比0.16ドル高(3日分合計で4.87ドル高)の72.07ドル、北海ブレント期近9月限は同0.31ドル高(同4.75ドル高)の74.10ドル。RBOBガソリン8月限は同1.81セント高(同15.98セント高)の229.13セント、NYヒーティングオイル期近8月限は同0.13セント高(同12.12セント高)の213.39セント。
引き続き、NY株価の強調地合いが支援材料となり、WTI期近9月限は72ドル台に上伸するなど、底固い動きをみせていた。連日の上昇に対する高値警戒もあり、週末要因のポジション調整も影響し、原油・石油製品の軟調地合いが目立っていた。しかし、これまで同様、NYガソリンの上伸をキッカケに原油も買い直されていた。NY株価の続騰によって、米国でのデルタ株の感染拡大リスクよりもガソリン需要の拡大が連想買いにつながったという。一部では、WTIの認証在庫であるクッシング在庫が2020年1月末以来の水準まで低下していることが支援材料になったとの指摘もあるが、WTIの上昇幅からみて、その影響は限定的とみられている。来週もNY株価によって、石油市場のマインドが大きく左右される展開になるか注目。

(CBOT大豆)
23日のCBOT大豆は、一部の天候改善予報を嫌気して急落している。期近8月限は前日比16.75セント安(3日分合計で44.75セント安)の1399.50セント、新穀11月限は同13.75セント安(同41.25セント安)の1348.50セント。
今後、米コーンベルトがクール&ウエットな天気になるとの予報が一部で示され、それを嫌気して軟調地合いを強いられた。多くの天気予報やNOAA(米海洋大気局)の天気予報では、ホット&ウエットに変わりないが、堅調地合いをみせていたシカゴ小麦の値崩れも影響して、弱気な天気予報に関心が傾斜してしまったようだ。ただ、週末のホット&ドライ予報はそのままだけに、週明けの急反発も。本日のファンド筋の売り越しは推定8000枚。

(CBOTコーン)
23日のCBOTコーンは、弱気な一部の天気予報を嫌気して急落している。期近9月限は前日比17.50セント安(3日分合計で25.00セント安)の547.00セント、新穀12月限は同18.25セント安(同23.25セント安)の543.00セント。
今後、米コーンベルトや米プレーンズはクール&ウエットな天気になるとの予報が一部から指摘され、シカゴコーンの急落要因に。もともと、アイオワやイリノイの作柄は潤沢な土壌水分で良好なため、ミネソタやサウスダコタの作柄悪化を十分カバーできるとの観測が再燃し、ファンドの手じまい売りに拍車をかけた模様。本日のファンド筋の売り越しは推定1万8000枚。

エクスプレスコメント(《貴金属レポート》)

《貴金属レポート》

NY貴金属市況

 NY金は、週末に反落している。米長期金利が1.30%台まで一時上伸したため、ストップロスの売りがヒットし、一気に1790ドル割れをみせた。ただ、米国取引時間帯では1800ドルから1805ドルの狭いレンジで推移していた。
ここ最近のNY金の値動きの特徴として、米国取引時間帯では狭いレンジに終始しているが、欧州取引時間帯の終盤に値動きが荒くなっている。重要な米経済指標が発表されるためだが、米国取引時間帯での狭いレンジの動きをみる限り、金市場への関心は極めて限定的ということ。
来週は米FOMCが開催される。米FRBによる早期利上げ観測は引き続き、懸念されるものの、利上げが実施されても、極めて小幅な利上げにとどまるとみられ、米長期金利の上昇は限られるとみられている。しかし、そのため、株価が急伸し、安全資産としての金の妙味は後退している。
今後、NY金の取引中心限月は期近12月限となるが、長期的に買いを進める状況でもないため、これまで同様、レンジ内で推移することに。ひとまず、金相場の下値切り下げが週明けも継続するか見極めたい。
白金は欧州での自動車用触媒需要の後退懸念から、また下値探りの展開に。電気自動車を前倒しで進めており、自動車用触媒としての需要悪化も早まるとみられている。長期的な厳しい局面に変わりなし。

相場分析

・CFTCの取組内訳(20日現在)
CFTCは23日、取組内訳を明らかにしているが、NY金市場の大口ファンドの建玉は下記の通り。
19万5972枚のネットロング(前週19万0836枚のネットロング)。

国内の貴金属の相場見通し

 金標準は、連休前の夜間取引で下落しているが、急ピッチの円安を好感して、6400円台回復も予想される。週明けのNY金は1800から1805ドルの狭いレンジで推移する可能性が高く、円相場に敏感に反応するとみる。米FOMCに注目したいが、それまでは突っ込み買い、噴き値売りの短期勝負の逆張りが無難とみたい。

AMコメント(トウモロコシは上伸、シカゴ急伸を好感)

トウモロコシは上伸、シカゴ急伸を好感

(トウモロコシ)
21日のトウモロコシはシカゴコーン急伸を好感して上伸。11時時点で期先7月限は前日比310円高の3万4900円。
米コーンベルト北部や米プレーンズのホット&ドライの長期化による作柄悪化を好材料にシカゴコーンは急伸し、円安も支援材料となって、国内のトウモロコシも上伸している。ただ、4連休を控えて、買いも慎重で、上げ渋りの展開となった。4連休中には、より気温が上昇し、最高気温は37℃を越えるとみられ、連休明けにシカゴコーンはさらに水準を切り上げているとみたい。すでに、シカゴ小麦は2か月振りの高値まで急伸している。買いスタンスで連休を迎えたいが。

デイリーコメント(金は日中のNY金の堅調地合いで小幅続伸し6400円台回復、白金標準は続落)

金は日中のNY金の堅調地合いで小幅続伸し6400円台回復、白金標準は続落

(東京石油市場)
21日のドバイ原油・バージガソリン・バージ灯油は海外原油の戻り基調から反発。ドバイ原油の期先12月限は前日比120円高の4万3950円、バージガソリンの期先1月限は同50円高の5万8260円、バージ灯油の期先1月限は同320円高の5万9900円。
夜間立会の時間帯で戻り基調となっていた海外原油が序盤から売られる展開となり米国時間帯にはデルタ株の感染拡大のリスクを警戒してWTIの9月限は65.01ドルまで急落する動きとなったが、その後はNYダウの急反発に反応してWTIが67.61ドルまで上昇した。この海外原油の動きを受けてドバイ原油の期先は4万2860円まで売り込まれた後に4万4350円まで上がった。日中立会は朝方発表されたAPIの在庫統計が強気な予想からかなり弱気な結果となりWTIが夜間から1ドル以上の下落の動きを見せるとドバイ原油は寄付きから上げ幅を縮小し4万3830円まで下がった。しかし10時過ぎにWTIが67ドル台まで戻りを見せるとドバイ原油は再び4万4000円台まで上がったが、その後WTIが売り直され66.50ドルまで下がるとドバイ原油は4万3650円まで売られた。日中安値をつけてからはWTIが下げ幅を縮小する動きになり15時前に67ドルまで買い直されるとドバイ原油は4万3990円まで上がった。日中の海外原油は弱気な在庫統計によって反落する動きを見せWTIは66.44ドルまで売られている。今晩もEIAの在庫統計の発表があり、今朝のAPIと同様に弱気な内容となれば海外原油の一段安の動きも想定したい。世界的なデルタ株の感染拡大による石油需要の後退懸念は今後も続くと見て海外原油の弱い基調は変わらずと見たいが、ひとまず今晩のEIAの発表を待ちたい。ドバイ原油は日中に海外原油の値崩れで4万3650円まで売られる動きとなったが、海外原油の軟調地合いから更なる値崩れも想定されるが、明日の国内の連休を踏まえると様子見が無難とみたい。

(貴金属市場)
21日の金は日中のNY金の堅調地合いで小幅続伸し6400円台回復、白金標準は続落。金標準の期先6月限は前日比6円高の6402円、白金標準の期先6月限は同13円安の3785円。
夜間立会の時間帯で序盤は1810ドル付近で推移していたNY金の8月限は米国時間帯でNYダウの急反発に反応して1825.9ドルまで急伸する動きとなったが、1820ドル台での買いは長続きせずドル高・ユーロ安の流れになると1805.2ドルまで急落する動きとなった。このNY金の乱高下を受けて金標準の期先は6427円まで上昇した後に6380円まで下落する動きとなった。しかしその後はNY金が1812ドル台まで戻りを見せると金標準も6402円まで買い直される動きとなったが、NY金が1810ドル付近での動きになると金標準は6390円を挟んだ動きとなった。日中立会はNY金が朝方から1810ドルを挟んだ展開となっていたが、9時過ぎからドル高・ユーロ安の動きになるとNY金は下げ幅を拡大する動きになり11時過ぎに1805ドル台まで下がると金標準は6379円まで売られる動きとなった。しかしその後はNY金が安値から切り返しの動きを見せ15時過ぎにNY金が1813ドル台まで上がると金標準は6402円まで上がった。日中のNY金が一時1810ドル割れの動きを見せている。前日に1820ドル台まで戻りを見せてからあっさり10ドル以上の下落も見せており日中のNYダウ先物も不安定な動きからインフレヘッジとしての買いも期待しずらくNY金の上値の重い展開となっている。まだ前日の安値水準を割っていないが、ドル高・ユーロ安の動きも警戒されNY金の下値水準の切り下げの動きを想定したい。金標準は日中に6379円まで売られる動きを見せたがNY金の軟調地合いから更なる下値水準の切り下げを想定したい。ただ国内は明日からの連休を踏まえると様子見が無難としたい。白金は夜間の序盤にNY白金の10月限がが1080ドル台で推移し白金標準の期先は3816円まで上昇する動きを見せたが、その後NY白金が1053.3ドルまで続落する動きになると白金標準は3726円まで売られる動きとなった。しかし安値をつけてからはNYダウの上昇によってNY白金が1070ドル台まで切り返すと白金標準も3798円まで戻りを見せたが、NY白金が再び1060ドル割れの動きになると白金標準は3748円まで売り直された。夜間の引けにかけてはNY白金が1060ドル台まで水準を戻すと白金標準は3780円台まで下げ幅を縮小した。日中はNY白金が9時過ぎに1070ドル台まで上昇する動きになると白金標準は3807円まで日中高値を更新する動きとなったが、高値をつけてからはNY白金が崩れ11時過ぎに1060ドル台まで売られると白金標準は3764円まで下落した。その後はNY白金が再び1069ドル台まで戻りを見せると白金標準も3793円まで買い直されたが、NY白金の戻りが一時的な動きになり14時過ぎに1063ドル台まで下がると白金標準は3773円まで下がった。日中のNY白金はプラス圏とマイナス圏を行き来する動きを見せている。前日に1053ドル台まで下げてから戻りを見せているが1070ドル台からは上値の重い展開となっている。他の貴金属市場も軟調地合いとなっており、NYダウ先物も不安定な動きを見せていることからNY白金の軟調地合いは続くとみたい。白金標準も日中に3764円まで売られる動きとなったが、NY白金の軟調地合いから白金標準も下値水準の切り下げを想定されるが、国内は明日からの連休を踏まえると様子見が無難としたい。

(ゴム市場)
21日のゴムRSSの期先は急反発。期先12月限は前日比3.2円高の209.9円。
夜間立会でゴムの期先は一時207.5円まで反発する動きを見せたがその後は206円まで売られる動きとなった。日中立会はNYダウや他の商品市場の上昇に反応してゴムの期先は寄付き直後から反発する動きを見せ11時過ぎに210円台を回復すると211.5円まで上昇した。しかし高値をつけてからは上げ幅を縮小する動きになり14時過ぎに209.9円まで売られた。日中は外部要因に引っ張られゴムの期先は210円台を回復する動きを見せている。ただ産地ではロックダウンの強化の拡大によってゴムの需要悪化が長期化の動きも想定され現物価格の下落によって今後もゴムの期先も売り込まれる動きを想定したい。明日からの連休を踏まえると様子見が無難となってくるが、ゴムの期先の軟調地合いは続くとみたい。

(トウモロコシ市場)
21日のトウモロコシはシカゴコーンの上昇で反発。トウモロコシの期先7月限は前日比200円高の3万4790円
夜間立会の時間帯でシカゴコーンは序盤から上昇する動きになり12月限は5.7075ドルまで上がったが、その後は利食いの売りによって5.60ドル割れまで下落した。しかし安値をつけてから引けかけては買い直される動きとなり5.67ドルまで上がった。このシカゴコーンの動きを受けてトウモロコシの期先は3万4510円の安値をつけてから3万4950円まで上がる動きとなった。日中立会は9時過ぎに再開したシカゴコーンが続伸する動きになりトウモロコシは10時過ぎに3万5010円まで上昇した。しかし高値をつけてからはシカゴコーンの上げ一服に動きになるとトウモロコシも上げ幅を縮小し3万5000円割れの動きになると14時過ぎに3万4770円まで売られる動きとなった。日中のシカゴコーンは米コーンベルトのホット&ドライによる天候プレミアムによる買いも期待され12月限は5.7125ドルまで上値水準を切り上げる動きを見せている。まだ天候次第の動きとなっているが、ミネソタやサウスダコタの作柄の悪化は深刻化すると見られ週明け以降も強調地合いは続くとみたい。国内は明日からの連休で様子見が無難となっているが、シカゴコーンの強調地合いの流れから連休明けのトウモロコシの上昇も想定したい。

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