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海外マーケット(海外原油は急反落)

海外原油は急反落

(NY貴金属)
22日のNY金は波乱含みの中、続落。NY金期近4月限は前日比5.6ドル安の1233.3ドル、NY白金期近4月限は同3.3ドル安の1002.7ドル。
ドル安を手掛かりにして1240ドル台を回復し、週明けの高値を上抜き、1241.9ドルの高値を示現した。NYダウ先物の下落も支援材料になっていた。しかし、1240ドル台は一時的で、その後は大きく値を崩し、高値示現から1時間強を過ぎたころには、高値から10ドル以上の急落となった。フランスの大統領選挙において、極右のルペン候補の大統領の当選の可能性が低下したこともあり、リスク解消の売りを浴びていた。ところで、米FOMC議事録公表後、ドル安を背景にしてNY金は下げ幅を縮小していた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
22日のWTI原油は米国の原油在庫の増加観測の下、反落している。WTI原油期近4月限は前日比0.74ドル安の53.59ドル、北海ブレント期近4月限は同0.82ドル安の55.84ドル。RBOBガソリン3月限は同1.93セント高の151.33セント、NYヒーティングオイル期近3月限は同1.29セント安の162.96セント。
過去2週に渡って米国の原油在庫は急増しているが、今年に入っての増加傾向に変わりなく、今回発表される米APIや米EIAの在庫統計でも原油在庫の増加が予想されており、市場では警戒感が台頭していた。OPECや非OPECの減産をより支援材料に評価する一方で、米国の原油急増を無視する局面もみせてきた反動安ともいえる。前日、WTIで55ドル示現したこともあり、目先の達成感もあったとみられる。ところで、ゴールドマンサックスは第2四半期の原油相場見通しを引き上げており、WTIは55ドルから57.50ドルに、ブレントは57ドルから59ドルとしている。また、ロイター通信はOPEC関係筋の話として非OPECの減産は目標の60%をクリアしたと報じた。ただし、これは前日発表した産油国全体で90%を達成したとのOPEC事務局長の見解を後退させることに。目先は米APIの在庫統計が注目されるが、原油在庫の事前予想平均は前週比330万バレル増から350万バレル増に上方修正されている。

(CBOT大豆)
22日のCBOT大豆は続落し、3週間振りの安値を示現している。期近3月限は前日比3.75セント安の1022.50セント、新穀11月限は同1.50セント安の1013.00セント。
本日もアジア時間帯での戻りは売り場提供となり、その後売り直される展開を続いていた。南米の大豊作の下での荷圧迫を警戒する展開は相変わらず。期近3月限で200日移動平均線も視野に入ったといえる。市場では米年次農業フォーラムでも米国大豆の作付面積の増加に伴う弱気な需給バランスも警戒されており、売り材料になっていたという。

(CBOTコーン)
22日のCBOTコーンは小幅続伸。期近3月限は前日比1.75セント高の371.00セント、新穀12月限は同1.50セント高の397.25セント。
23日、24日に米農務省主催の年次農業フォーラムがバージニア州で開催されるが、ここでは2017年度の米国の需給バランスが公式なものとして初めて発表される。先日のベースライン発表時に2017年度の米国の作付面積として9000万エーカーが示されていたが、一般的にはこれが提示される見通し。前年度実績の9400.4万エーカーを大幅に下回っており、これをベースにして需給バランスも示されるため、強気の内容が期待され、シカゴの心理面の支援材料になっていた。期近3月限は高値更新をみせたものの、大豆が下落しているように、南米の荷圧迫も警戒され、上値は限られることに。

エクスプレスコメント(海外原油は上伸も、在庫の大幅増加観測も)

海外原油は上伸も、在庫の大幅増加観測も

WTI原油・NY石油製品・北海ブレント市況

 連休明けのWTIは一時55ドル台を示現するなど、上伸している。OPECや非OPECの減産に対する期待先行で急伸したため。OPEC事務局長は21日、予想以上の減産ペースであると指摘したこともあり、買いに弾みがつくことに。ただし、清算値決定にかけて、NYガソリンが急落し、安値を更新する動きをみせたこともあり、それに追随してWTIも大きく値を崩し、54.50ドルを下回った。
NYガソリンは冴えない動きを続けている。米国でのガソリン需要の低迷も影響している。今後、ガソリンは需要期に入るが、すでに期近4月限から大きくサヤを買われており、需要期を意識した値位置であるため、改めて需要増加観測での買いにつながっていない。
さて、ロイター通信による在庫統計の事前予想が示された。ガソリン在庫の減少観測もあるが、NYガソリンはそれに反して急落することに。
目先は米APIの在庫統計が注目され、さらに原油在庫の大幅増加が想定されている。

情報分析

・米EIAの週間石油在庫統計に対する事前予想
米EIA(エネルギー情報局)は23日、17日現在の週間石油在庫統計を明らかにするが、ロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均の中間報告は下記の通り。
原油在庫は前週比330万バレル増、ガソリン在庫は同160万バレル減、中間留分在庫は同110万バレル減、製油所稼働率は85.4%(前週85.4%)。

東京石油製品・原油の相場見通し

 東京石油市場は海外原油の上伸もあり、続伸している。夜間取引序盤の上伸が目立っていたが、産油国の減産観測が台頭し易い時間帯の買いは今後とも予想される。その後は米APIの在庫統計に警戒して原油は売り直される可能性もある。
NYダウが急伸しているため、日経平均株価の続伸観測もあり、東京市場は買われ易いが、その後は在庫増加を警戒した動きになりそうだ。夜間取引の序盤には買い妙味もあるが、短期の買いといえる。臨機応変に。

AMコメント(円高を嫌気して東京金は売られる)

円高を嫌気して東京金は売られる

(東京貴金属)
23日の東京金は円高を受けて下落。11時現在の金期先12月限は前日比6円安の4483円、白金期先12月限は同19円安の3630円。
朝方はNY金の出直りと円安気味の為替を好感して上伸し、東京金は夜間の高値を更新した。米FOMC議事録でトランプ政権の不確実性を警戒する内容が示されたことで、金がリスクヘッジで買い進まれることに。ただ、1240ドルを前にして上げ一服。息切れの様相もあり、その後の円高・株安を受けて、東京金はマイナス圏に値を崩している。トランプ政権に対するリスクが再燃しているが、一方でNYダウは上伸しており、リスクを警戒する動きにもなっておらず、NY金の下振れも引き続き警戒すべき。このため、NY金の下振れを考慮すれば、東京金のこの下押しは買い場とはいえず。

デイリーコメント(東京ゴムは大幅続落)

東京ゴムは大幅続落

(東京原油・石油製品)
23日の東京原油・石油製品は海外原油急落を嫌気して一時急反落も、日中取引では下げ幅を縮小した。原油期先7月限は前日比370円安の3万8610円、ガソリン期先8月限は同110円安の5万2990円、灯油期先8月限は同270円安の4万7580円。
海外原油の急反落と円高のダブルパンチで東京石油市場は夜間で急反落を演じていた。注目の米APIの在庫統計で、原油在庫は市場の増加観測に関して減少することに。この発表を受けて、WTI期近4月限は54ドル台回復の動きをみせた。在庫の急増を警戒して海外原油が急落した経緯もあるため、買い戻しに海外原油はしっかり。ただ、原油在庫の減少要因が原油輸入の大幅減少が影響したもので、原油生産の大幅増加の可能性を秘めた在庫統計だったといえる。その意味で、米EIAの在庫統計がより注目される。さて、海外原油の戻り歩調を好感して東京石油市場は朝方から下げ幅をかなり縮小しており、原油先限は昼には3万8700円台に戻している。前日の海外原油の値位置と円相場の水準を考慮すれば、東京は戻り過ぎともいえるが。その後、円高が再燃するものの、東京原油は弱材料に相変わらず反応薄。
(東京貴金属)
23日の東京金は朝方上伸も、円高で早々に値を消す。金期先12月限は前日比7円安の4482円、白金期先12月限は同28円安の3621円。
米FOMC議事録でトランプ政権の不確実性が指摘されたことで、リスクを買う動きにNY金が反発し、1239ドル台に上伸した。1240ドルを壁にした動きをみせたが、リスク警戒もあり、高値水準で推移することに。このNY金の急伸を好感して朝方の東京金はプラス圏で推移し、夜間の高値更新もみせた。しかし、次第に円高が進行する中で、売り直され、10時前からマイナス圏で推移することに。NY金の上げ一服と円高がネックに。市場は28日のトランプ米大統領の演説待ちだが、演説の内容も徐々に噂として流れ始めているが、大型減税に言及しない可能性も一部で指摘されている。NY金にとっては支援材料になるといえるが。いずれにせよ、演説までは不透明な相場展開を余儀なくされるだろう。
(東京ゴム)
23日の東京ゴムは大幅続落。期先7月限は前日比19.8円安の269.7円。
新甫2月限が284.3円で発会した。1月下旬の安値を目標に売り込まれたが、その後は下げ一服からの戻りをみせた。ただ、前日まで先限だった7月限の290円を壁にした動きから売り直された。昼前には新甫発会したばかりの先限が280円を下抜けるなど、大幅続落へ。逆ザヤの中、サヤ出世の上昇がイマイチだったこともあり、先限へのつなぎ売りや乗り換えの売りが膨らみ、結果的に売りが売りを誘うことになった。期先7月限の280円を試す動きを強いられたといえる。その7月限は13時半過ぎに280円を下回った。先限も274.9円まで急落したが、その値位置で下げはひとまず一服。14時半前にまた急落し、大幅安へ。270円を下回ったことで、1月10日の安値である264.0円も視野に入ったとみる。
(東京トウモロコシ)
23日の東京トウモロコシは修正安を強いられた。期先3月限は前日比260円安の2万2990円。
東京トウモロコシはシカゴ続伸にも関わらず、大きく値を消している。週明け月曜日にかなり強引に買い進まれた反動安とみられる。特に昼以降の値崩れが顕著で、月曜日にみせた買い煽りと対照的に売り叩かれたとみられる。乗り換えの動きが影響したとも考えられるが、この値崩れでトウモロコシはようやく適正な値位置に落ち着いたとも考えたい。さて、注目は23日、24にちの予定されている米農務省主催の年次農業フォーラム。ここで示される米国コーンの強気の見通しにシカゴコーンがどのように反応するか市場は注視している。いずれにせよ、今週に入って、説明のつかない値動きを続けてきたが、本日の値崩れで、今後はシカゴや円相場に素直に反応するとみる。14時半過ぎに2万3000円を下回った。
(東京米国産大豆)
23日の東京一般大豆はシカゴ安・円高に反応薄。期先2月限は前日比70円高の5万0560円。
シカゴ大豆は続落し、3週間振りの安値を示現している。円高も進行したものの、東京は相変わらず弱材料に反応せず、先限は5万円台で推移している。前週からのシカゴ急落や円高を加味すれば、5万円割れでもおかしくはない。アジア時間帯でのシカゴ高はここまでダマシになっており、その分、東京は買われ過ぎ。いずれ、急反落は避けられないとみる。

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