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海外マーケット(シカゴ穀物は総じて急伸)

シカゴ穀物は総じて急伸

(NY貴金属)
17日のNY金はドル高を嫌気して小反落。NY金期近2月限は前日比1.5ドル安の1292.3ドル、NY白金期近4月限は同4.4ドル高の812.3ドル。
1290ドルを挟むここ最近のレンジ取引に変わりないが、英国のEU離脱の動きに対する不透明さからドルが買われ、金はまた1290ドル割れもみせていた。21日までにメイ英首相は代替案を提示する必要があるが、EUが妥協する姿勢をみせていないことから、小幅な修正にとどまるとの指摘も多い。その場合、合意なき離脱の可能性も高まるとして、市場ではポンド安やユーロ安を警戒する声も少なくない。その一方、堅調なNY株式市場を背景に、米長期金利が上昇していることも、金の圧迫要因になっていた。パラジウムは一時、1400ドルに迫る急騰を演じた。ストップロスの買いがヒットしたためだが、将来的な需要拡大を背景に積極的な買いにつながったという。ただ、高値から大きく値を崩したことで、かなり上ヒゲの長いチャートを形成しており、テクニカル的には目先の高値示現ともいえる。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
17日のWTI原油は小反落。WTI原油期近3月限は前日比0.25ドル安の52.36ドル、北海ブレント期近3月限は同0.14ドルの61.18ドル。RBOBガソリン1月限は同1.41セント高の143.00セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同1.03セント安の18.43セント。
弱気なファンダメンタルズを無視して強引に上昇する動きに対する高値警戒もあり、上げは一服へ。下落局面では前日の弱気な米EIAの在庫統計、さらに15日に発表された米EIAの月報が売り材料になっていた。月報では2020年も米国の原油が増産すると指摘されており、長期的な増産によって、その他産油国の減産効果が薄れるとの懸念も挙がっていた。さて、OPEC月報が発表されたが、2019年の世界の石油需要は前年比129万バレル増となり、伸びは据え置かれた。一方、12月の原油生産は前月比75.1万バレル減の日量3158万バレルとなり、予想以上の減少を示していた。予め、強い内容が指摘されるとの見方もあり、発表後の反応はイマイチで、その後、ブレントは60ドル台まで急落していた。ここ最近のパターンであるが、NYガソリンもしくはNYヒーティングオイルのいずれかが、けん引役となり、原油の戻りを促しており、本日はNYガソリンの高値誘導が目立っていた。石油製品の在庫は急増しており、需要が低迷している中での高値誘導の動きには今後とも警戒したい。

(CBOT大豆)
17日のCBOT大豆は急伸し、期近3月限は9ドル台を回復している。期近3月限は前日比13.00セント高の907.50セント、期近5月限は同13.00セント高の921.00セント。
ブラジルでは乾燥している地域での恵みの雨が期待外れに終わり、再びホット&ドライが懸念される状況に。中国による米国大豆の成約が低調なことが圧迫要因になっていたが、ブラジル大豆の大豊作期待の後退もあり、改めて米国大豆の大量成約に動かざるを得ないとして、大豆は買いが膨らんだという。期近3月限が9ドル台に乗せてから、ストップロスの買いがヒットして、一気に上げ幅を拡大し、短時間で9.10ドル台まで上伸していた。政府機関の一部閉鎖の影響で、米農務省の週間輸出成約高の発表が見送られていることも、弱気な成約高が懸念材料とならないため、結果的に買い安心感につながっていた。

(CBOTコーン)
17日のCBOTコーンはテクニカルな買いに急伸し、期近3月限は3.80ドル台を回復する動きもみせた。期近3月限は前日比6.50セント高の380.50セント、期近5月限は同6.25セント高の388.50セント。
アジア時間帯から2セント前後の上昇をみせていたが、シカゴ大豆・小麦、そしてコーンもほぼ同時に大きく買い進まれ、コーン市場でも20日移動平均線を上抜いたことで、ストップロスの買いがヒットし、期近3月限の3.80ドル台回復の動きをみせた。ただ、3.80ドル台での買いは長続きせず、上げ一服も。ファンダメンタルズ面では大豆同様、ブラジルのホット&ドライな天候によるイールド低下が懸念されていた。大豆の生産高下方修正が注目されているが、コーンの下方修正も注目されつつある。その一方、ウクライナのコーン輸出が予想以上に拡大しており、3.80ドル台では圧迫要因になっていたフシもある。しかし、3.79ドル台での下値固めの動きをみせたあと、また3.80ドル台を回復し、高値更新の動きをみせたことから、上値追いの展開を今後予想する声も多く聞かれた。

エクスプレスコメント(《穀物》 米農務省の作付意向面積と全米在庫の要旨)

《穀物》 米農務省の作付意向面積と全米在庫の要旨

米農務省は29日(日本時間30日深夜1時)に2018年度の米国の作付意向面積と3月1日現在の全米在庫を明らかにしているが、その要旨は下記の通り。

(作付意向面積) 単位:百万エーカー
今回発表  予想平均       予想レンジ    前年度実績
コーン  88.026  89.420  87.550-91.000  90.167
大豆   88.982  91.056  89.900-92.600  90.142
全小麦  47.339  46.297  43.900-47.200  46.012

(3月1日現在の全米在庫) 単位: 十億ブッシェル
今回発表  予想平均    予想レンジ   前年同期
コーン  8.888  8.703  8.550-8.881  8.622
大豆   2.107  2.030  1.810-2.110  1.739
小麦   1.494  1.498  1.450-1.640  1.659

AMコメント(東京原油・石油製品は小幅高にとどまる)

東京原油・石油製品は小幅高にとどまる

(東京原油・石油製品)
17日の東京原油・石油製品は続伸も、上げ幅縮小へ。11時現在の原油期先6月限は前日比10円高の4万0040円、ガソリン期先7月限は同10円高の5万1320円、灯油期先7月限は同80円高の5万5900円。
東京原油・石油製品は円安を好感して続伸している。清算値決定にかけて海外市場が水準を切り上げ、さらに東京の夜間取引終了にかけての円安で東京原油は4万0400円台に上伸した。再開したWTIの反落と円安一服もあり、東京原油は上げ幅を縮小している。さて、米EIAの在庫統計は3週連続で弱い内容となったが、それを無視しての上昇には高値警戒も。夜間では原油の4万円割れも予想されるが、深押しあれば、夜間では買い拾ってみたい。日中取引は海外市場の下げ幅拡大も予想されるため、さらに値を消し、原油で4万円を試す動きが予想される。

デイリーコメント(東京原油・石油製品は円安を材料に続伸)

東京原油・石油製品は円安を材料に続伸

(東京原油・石油製品)
18日の東京原油・石油製品は円安を材料に続伸。原油期先6月限は前日比830円高の4万0950円、ガソリン期先7月限は同840円高の5万2430円、灯油期先7月限は同840円高の5万6850円。
東京原油・石油製品は円安を好感して朝方から上伸していた。WSJ紙がトランプ米政権が中国に対する関税撤廃を検討しているとの情報から株価がNYダウが急伸。再開後のNYダウ先物も上げ幅を拡大した結果、WTIの53ドル台示現もみせた。日経平均株価も急伸したため、円安も進行し、東京原油は4万0800円台まで買い進まれ、上げ幅拡大へ。ただ、WTIの53ドル台には抵抗もみられ、その後は上げ一服の展開となった。WTIは53ドル台を回復するものの、前週の高値を試す動きには至っていない。弱気な米EIAの発表が相次いでいるため。注目は週明け発表される中国のGDPで弱い内容が警戒されるため、この週末の上伸局面での上値追いの買いは避けたいところで、買いを軽くしておきたい。夕方にはIEA月報も明らかにされるため、ひとまず見極めたいところ。

(東京貴金属)
18日の東京金は円安を映して続伸している。金期先12月限は前日比13円高の4528円、白金期先12月限は同48円高の2863円。
NY金は1290ドルを挟むレンジで推移しているが、東京金は円安を材料に水準を切り上げている。トランプ米政権が中国への関税撤廃を検討しているとの報道を受け、NY株式市場が急伸し、円安のキッカケとなった。日中取引では日経平均株価が急伸したこともあり、円安がさらに進行し、東京金は夜間取引の高値を更新した。円安が進行したものの、ドル高・ユーロ安に進行しなかったため、NY金は1290ドル台を維持し、円安に素直に反応して東京金は買い進まれた。円相場次第の展開を続けているが、週明けは中国のGDPを受けた円高も警戒される。さて、東京パラジウムは連騰しており、夜間では4500円台に急騰した。NYパラジウムの1400ドルに迫る動きが影響しているが、4500円も通過点とみて、まだまだパラジウムは買い有利である。

(東京ゴム)
18日の東京ゴムは期近中心に買い進まれ、逆ザヤが一層鮮明になった。RSS期先6月限は前日比1.4円高の186.2円、TSR期先5月限は同0.7円高の153.2円。
東京RSSは期近中心に買い進まれ、先限も186円台まで上伸した。トランプ米政権が中国に対する関税撤廃を検討しているとの情報を好感してNYダウが急伸し、再開したNYダウ先物も上げ幅を拡大している。これを好感して東京ゴムは朝方から上伸し、RSSは185円台で始まった。186.0円での150枚近い売り注文をこなして186円台まで買い進まれたが、週末もあり、新規買いにつながらず、上げ幅縮小へ。週末に生産国会合が予定されているが、その結果に注目。週明けには中国のGDPが発表されるため、ゴム市場でも注視されるだろう。

(東京トウモロコシ)
18日の東京トウモロコシはシカゴ急伸を好感して上伸も、上げ渋りの様相。期先1月限は前日比180円高の2万3050円。
シカゴコーンは急伸し、円安も進行した。このため、東京トウモロコシの急伸も予想されたが、上げはイマイチ。買い人気につながらかったため。日中取引でのさらなる円安も無視されていた。再開したシカゴは小反落しているが、上げ渋るほどの下げでもない。物足りない状況だけに、今後の反動高は避けられないとみる。2万3000円以下はシカゴの戻り歩調を考慮すれば、買い下がりたいが。

(東京米国産大豆)
18日の東京一般大豆は変わらず。期先12月限は前日と同じ4万7210円。
シカゴ大豆の急伸と円安にもかかわらず、全くの動意薄。ここまでバイカイのみの値動きが続くとなれば、一層、大豆は蚊帳の外に置かれることになる。週明けも静観。

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