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海外マーケット(NY金は大幅続落し、2か月振りの安値に沈む)

NY金は大幅続落し、2か月振りの安値に沈む

(NY貴金属)
23日のNY金は、市場からの資金引き揚げに拍車がかかり、大幅続落を演じている。NY金期近12月限は前日比39.2ドル安の1868.4ドル、NY白金期近10月限は同14.4ドル安の843.0ドル、NY銀期近12月限は同141.8セント安の2310.5セント。
前週末から100ドル近い大幅安を強いられているが、ドル高・ユーロ安をキッカケにして、金市場から資金引き揚げが加速しており、パニック売りに匹敵する急落といえる。当初は一段のドル高・ユーロ安が売りを誘っていたが、欧州時間帯にドル高・ユーロ安は一服。しかし、米国取引時間帯に入って、堅調だったNY株価が値崩れを演じたことで、金が改めて売り直されていた。ファンドの多くが現金化に急いでいるようで、安全資産としての金の役割を期待するムードにはなく、テクニカルな売りも手伝って急落へ。100日移動平均線のある1860ドル割れに近づいているが、ここにきての急ピッチの下げを踏まえると、1800ドルを試す可能性も一部で指摘されていた。いずれにせよ、2か月振りの安値まで急落している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
23日のWTI原油は、清算値決定にかけて値を消すなど、小幅上昇にとどまったが、NY石油製品は反発している。WTI原油期近10月限は前日比0.13ドル高の39.93ドル、北海ブレント期近11月限は同0.05ドル高の41.77ドル。RBOBガソリン10月限は同1.40セント高の115.78セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同0.88セント高の111.78セント。
注目の米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比163.9万バレル減、ガソリン在庫は同402.5万バレル減、中間留分在庫は同336.4万バレル減、製油所稼働率は74.8%だった。石油需要の回復と石油製品の輸入減の影響で、石油製品在庫の減少が目立っており、NY石油製品市場の支援材料に。ただ、米国取引時間帯に入って、NY株価の値崩れが影響して、石油製品も上げ幅縮小を強いられた。WTIやブレントも石油製品の反発を好感して追随高をみせていたが、株価の値崩れを嫌気して、清算値決定にかけてマイナス圏に沈むなど、上げ幅を縮小している。株価の急落によって、世界的な原油の需給バランス悪化も意識されたようだ。

(CBOT大豆)
23日のCBOT大豆は、続落。期近11月限は前日比7.25セント安の1012.50セント、期近1月限は同7.50セント安の1017.0セント。
NY金の急落に合わせて大豆も売り直される展開となった。米農務省は中国向け13.2万トンと仕向け先不明12.6万トンの成約があったことを明らかにしており、シカゴ大豆は買い直されていた。しかし、金の大幅続落を受けた投資マインドの悪化から、利食い売りに大豆市場が転じ、続落を演じている。大豆相場の水準自体、2年振りの高値にあるだけに、貴金属市場の急落に対する損失補填のため、手じまい売りを強いられる展開が今後とも続くとみる向きも。チャートも悪化しており、一段安も警戒されている。

(CBOTコーン)
23日のCBOTコーンは、続落しているが、ハーベストプレッシャーを意識した展開だったとみられている。期近12月限は前日比0.75セント安の368.50セント、期近3月限は同1.50セント安の377.25セント。
米国コーンの収穫進展が期待外れながら、過去2番目の豊作水準だけに、収穫遅れも仕方ないとみられている。作柄も改善しており、より豊作下でのハーベストプレッシャーを警戒するムードから一段安を強いられていた。コーン市場でのハーベストプレッシャーの高まりはこれからで、軟調地合いが続くとの声も。小麦急落も圧迫要因に。エジプトがロシア産小麦の大量購入したこともあり、米国産小麦の輸出に対する懸念から急落していた。

エクスプレスコメント(米FRBの緊急利下げで東京金は一時下げ幅を縮小も売り場提供に)

米FRBの緊急利下げで東京金は一時下げ幅を縮小も売り場提供に

(東京貴金属)
16日の米FRBの緊急利下げで東京金は一時下げ幅を縮小も売り場提供に。11時時点での東京金期先2月限は前週末比82円安の5250円、白金期先2月限は同53円安の2637円、パラジウム期先2月限は同736円安の5740円。
週末のNY金は大幅続落の動きを見せていたが、週明けに米FRBの緊急利下げによってNYダウ先物が急落、米長期金利の低下、ドル安となりNY金は一時1574.8ドルまで急騰する動きを見せた。このNY金の上昇を受けて東京金も下げ幅を縮小する動きとなったが、東京は為替の円高もあって戻りも限定的となった。ただNY金は高値をつけてから上げ幅を徐々に縮小する動きとなり、先週と同様に急反発の場面では売り場提供となっている。東京金の期先は5321円の戻りとなったがその後は徐々に下がる動きとなり、10時過ぎにはNY金が1523.3ドルまで急落すると東京金は5196円まで下がった。世界的に新型コロナウイルスの拡大が深刻化し米国では非常事態宣言となっている。また株式市場が不安定な動きを見せており、先週と同様に安全資産での金買いより金市場からの資金の引き上げの動きが続くと見たい。

AMコメント(貴金属は大幅安)

貴金属は大幅安

(貴金属)
23日の金標準は大幅安。11時時点で金標準期先8月限は前週末比138円安の6458円、白金標準期先8月限は同186円安の2978円。
連休中のNY貴金属の急落を嫌気して、連休明けの国内の貴金属市場は全面安を強いられ、朝方から大幅安を強いられている。6430円まで金先限は急落したが、NY金の戻りに反応して、9時過ぎには6460円台まで切り返した。しかし、その後、一段のドル高・ユーロ安を嫌気して、NY金が売り直されたこともあり、6460円台回復は一時的にとどまった。10時台に入り、ドル高基調を鮮明にしたことからNY金はさらに売り直され、金標準は円安を支援材料にできず、6440円台まで下落している。11時にかけてNY金はプラス圏回復もみせたが、ドル高の中、1900ドルを維持したためと考えられる。ただ、ドル高基調に変わりはなく、戻りはあくまでも自律反発に過ぎないとみるべき。

デイリーコメント(金標準は連休中のNY金の暴落で期先は6400円割れ、白金標準は3000円割れの大幅急落)

金標準は連休中のNY金の暴落で期先は6400円割れ、白金標準は3000円割れの大幅急落

(東京石油市場)
23日のドバイ原油・バージガソリン灯油は全面安。ドバイ原油の期先1月限は前日比1400円安の2万7820円、バージガソリン期先3月限は同1350円安の3万9000円、バージ灯油期先3月限は同1400円安の4万1800円。
日本の大型連休中に海外原油は大幅下落の動きとなりWTIの11月限は38.87ドルまで下がる動きを見せた。海外原油の大幅安の動きを受けて連休明けの東京石油市場は全面安のとなりドバイ原油の期先は寄付きで2万8000円まで下がった。その後WTIは39.82ドルまで戻る動きを見せたが戻りも一時的となり11時過ぎに39.27ドルまで下がるとドバイ原油は2万7820円まで安値更新の動きとなった。昼過ぎからはWTIが39.50ドル付近まで戻るとドバイ原油も2万7970円まで上がったが、WTIの戻りも限定的となってドバイ原油は2万8000円の回復には至らなかった。新型コロナウイルスの感染拡大による石油需要の後退とリビアの輸出再開が今後も圧迫要因になると見たい。WTIは再び39ドル割れの動きと見ており東京石油市場も軟調地合いが続くと見たい。

(貴金属市場)
23日の金標準は連休中のNY金の暴落で期先は6400円割れ、白金標準は3000円割れの大幅急落。金標準の期先8月限は前日比238円安の6358円、白金標準の期先8月限は同245円安の2919円、パラジウムの期先8月限は同488円安の7330円。
日本の大型連休中にNY金は42.3ドルの暴落の動きを見せ、連休明けの日中立会で金標準の期先は6437円まで暴落の動きとなった。欧州での新型コロナウイルスの感染拡大を受けてユーロ安・ドル高の動きが一気に進みNY金は9月21日には1885.4ドルまで下がる動きを見せた。金標準は寄付きで6437円まで下がった後は、11時過ぎにNY金が1909ドル台まで上がり金標準も6462円まで戻った。ただ12時過ぎから再びユーロが下がる動きになるとNY金が1900ドル割れの動きになり13時過ぎに1890ドルを割れると金標準は6400円を下回り15時過ぎにNY金が1880ドルまで下がり金標準は6358円の安値更新となった。ユーロ安・ドル高の動きが本日も見られNY金の軟調地合いは継続すると見たい。まだ欧州での新型コロナウイルスの感染拡大によって欧州各国の規制強化も検討されユーロの一段の下落も想定したい。NY金は本日1890ドル割れの動きを見せているが、目先は9月21日の安値の1885.4ドルを試す動きになると見たい。金標準も6400円割れの動きとなったがユーロ安が続く限り軟調地合いが続くと見たい。白金も金と同様にユーロ安・ドル高の影響で日本の連休中にNY白金が73.5ドルの暴落となり、連休明けの白金標準の寄付きで期先は2950円まで急落した。その後は為替の円高の動きもあって白金標準は下げ幅を拡大し13時過ぎには2916円まで安値更新の動きとなった。NY白金は874ドルまで戻る動きを見せたが、自律反発の動きに留まっている。まだユーロ安の動きが続きそうでNY白金・白金標準の軟調地合いは続くと見たい。

(ゴム市場)
23日のゴムRSSの期先は急反落。期先2月限は前日比5.0円安の181.0円。
日本の大型連休中に海外商品市場と株式市場が大幅安の動きとなり、日中立会のゴムの期先は182.9円まで下落した。その後185.2円まで戻る動きを見せたが日経平均株価が下げ幅を拡大し為替も円高に進むとゴムも再び下げ幅を拡大し13時過ぎには181.7円まで下がった。14時過ぎになると日経平均株価の戻りもあってゴムも切り返しの動きとなり183円まで戻る動きを見せたが、戻りも一時的となり15時過ぎに181円まで売られ安値更新となった。本日は外部要因の悪化によってゴムの期先は下げを強いられる動きとなっている。まだ外部要因の悪化によって下押しの動きも警戒されゴムの軟調地合いも想定したい。暫くは株式市場を中心とした動きに注目したい。

(トウモロコシ市場)
23日のトウモロコシの期先は反落。期先9月限は前日比130円安の2万3860円。
日本の大型連休中にシカゴコーンの12月限は3.65ドルまで下がる動きを見せた。連休明けのトウモロコシの日中立会は寄付きで2万3820円まで下がる動きを見せたが、その後に2万3920円まで戻る動きとなった。ただ再開後のシカゴコーンは続落の動きも見せ、トウモロコシは徐々に下げ幅を拡大する動きとなり12時過ぎに2万3800円まで安値更新の動きとなった。14時過ぎには2万3880円まで戻る動きを見せたが一時的な戻りとなった。シカゴコーンは本日も軟調地合いを維持している。ハーベストプレッシャーも意識される時期となっており一段の下落も警戒したい。トウモロコシも崩れる動きを見せているがシカゴの軟調地合いと円高の動きで更なる安値も想定したい。

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