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FX初心者が最初にすべきポイント?その1

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FX初心者が最初にすべきポイント?その1

FX初心者が最初にすべきポイント?その1

市場で生き残るためのFX初心者が最初に覚えるべきポイント

FXに限らず、初めての投資は右も左も分からないのが当然です。
オンライントレードが主流の現在では、その金融商品がどのような特性であり、どのようなリスクがあるかを自分自身で学び、知識を身に付けていく必要があります。特にFXのようなレバレッジ取引においては、

使っている資金より大きな額の取引を行っている

ということを常に念頭に置きながら、自身で許容できるリスクの範囲で取引することが肝要です。

多くの個人投資家がFX取引に参加していますが、為替市場のレートは、銀行間取引で行われる為替取引のレートをベースに決められています。世界中の銀行間取引をリレーしながら繋いでいるため、基本的に24時間取引ができるという点は他の金融商品にはない魅力を持っています。ただし、東京時間以外のロンドン時間やニューヨーク時間などの市場参加者は外国人投資家が中心なので、

相場や値動きに対する考え方も変わってきます。

為替市場において、一番取引量が多く活発化するのはニューヨーク時間であり、日本時間でいえば21時前後から25時(深夜1時)ごろまでが変動の激しい時間帯です。日中仕事されている日本の個人投資家にとって取引しやすい時間帯ということもあり、FXは気軽に始めやすい取引だと言えますが、末永く取引を継続するのであれば、やはりそれなりの知識と経験が必要である点は、他の金融商品と変わりません。

今回の記事では、FXに初めてチャレンジされる方やFX初心者の方が

最初に知識として身に付けるポイント

について、FX初心者シリーズ・その1としてご紹介いたします。

FXにおいては、短期的に売買を繰り返すデイトレード派と、中期的な利ザヤを狙うスイングトレード派に分類されますが、いずれのタイプにせよ、レバレッジ取引である以上は資金管理が重要な要素になってきます。
金融商品全般として、

買ったものが下がってしまえばそのまま塩漬け

というケースが多いかもしれませんが、FX取引の場合はロスカットと呼ばれる強制決済の仕組みがありますので、必ずしも塩漬けができるとは限りませんし、逆にそのようなポジションを早々に見切りをつければ、下落局面でも逆に利益が狙えるという取引です。

その他にも、通貨ペアの値動きの特性や、

・株式市場や債券市場の動向
・リスク回避やリスクテイクといった市場全体の心理状態
・各国経済指標の結果に対するインパクトと市場の動き
・全世界的の地政学的な情勢

など、基本的な取引の仕組みはもちろんのこと、為替市場全体の特徴なども覚えていく必要があるのです。
今回はそんなFX取引の知識を身に付け、脱初心者を目指すためのポイントをいくつかご紹介していきます。

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純資産総額とポジションの量で実質レバレッジの関係を理解しよう

実質レバレッジの関係を理解しよう

冒頭でお伝えしたように、FXはレバレッジ取引です。
通貨ペアによってレバレッジに多少の違いこそありますが、くりっく365の場合は最大25倍のレバレッジ取引が行えるため、仮に自己資金が100万円であれば、円貨計算で約2500万円分(25倍)のポジションが取れる計算になります。円貨2500万円分というと、1ドル135.00円のドル円でロングしたとすれば、

最大で約18万ドル(18枚)ほどのポジションが取れる

という計算になります。

※ドル円135.00円×180,000ドル=24,300,000円

つまり、自己資金が100万円だったとしても

約2,430万円分もの金額の取引をしている

ということを常に頭の片隅に置いておく必要があるのです。
仮に、この状態でドル円レートが1円でも下落すれば

ドル円1円×180,000=180,000円

単純計算で180,000ドル所有しているため、ドル円レートが1円下落すれば180,000円の損失(-18%)となる訳です。くりっく365の取引ルールでは、日々の為替レートに応じて1枚あたりの必要な証拠金額が設定されています。上記の例で例えると

ドル円135.00円×10,000ドル(1枚)=円貨1,350,000円
1,350,000円÷25倍(レバレッジ)=54,000円

この54,000円が必要な証拠金額です。
※くりっく365の証拠金基準額は毎週見直されます。

日本のFXでは、一定以上の損失が発生した際、それ以上の損失拡大にならないよう取引を決済するロスカット制度を採用しています。先の計算例では、預けている資金を必要証拠金54,000円で割って有効比率を計算しています。

当社では、証拠金の有効比率が100%以下になった際に未決済ポジションがロスカットの対象になってしまいます(つまり評価損益含め54,000円は最低限維持する必要)。仮に取引に必要な証拠金が54,000円であったとしても、実質的に純資産額が54,000円のみではすぐにロスカットの対象となってしまうため

取引可能な資金すべてを取引に使うとすぐにロスカットされるリスクが高い

ということを理解する必要があります。

仮に、必要な証拠金が54,000円に対して口座残高が100,000円あったらどうでしょうか?
この場合、最低限維持しておかなければならない口座残高が54,000円に対して100,000円あるわけですので、実質的なレバレッジとしては

1,350,000円(ドル円1枚)÷100,000円(口座残高)=13.5倍

となり、仮にレートが下落した場合でも最低限必要な証拠金54,000円を下回るまでには

-46,000円

ドル円レートで置き換えると4.60円下落しない限り、ポジションが強制的に決済される(ロスカット)ことはありません。

・ドル円135.00円で1枚(1万ドル)ロング:円貨換算で1,350,000円
・ドル円130.40円まで下落した場合:円貨換算で1,304,000円(-46,000円)
・口座残高:100,000円-46,000(評価損)=54,000円(ドル円の必要証拠金額)

為替相場なので急激に4円も5円も値動きが生じる可能性がありますが、このように純資産額に余裕を持たせる、つまり実質的なレバレッジを下げることで余裕が生まれ、ロスカットされるリスクを下げることができるのです。中長期でポジションを保有するのであれば、

その分レバレッジを下げる・口座残高に余裕を持たせる

ことが重要で、レバレッジ比率を下げれば下げるほどロスカットのリスクも下がっていきます。

このように為替レートとポジションの量、そして口座残高を管理することでレバレッジを調整することができ、それに応じてロスカットされるリスクをコントロールできるので、初めのうちは

くれぐれもポジションの量を増やしすぎない(レバレッジを高め過ぎない)

ということを覚えておくと良いでしょう。

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