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FX初心者が陥りがちなトレード失敗例

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FX初心者が陥りがちなトレード失敗例

陥りがりな失敗例1

陥りがりな失敗例1~主要通貨全体の強弱バランスの見誤り

24時間いつでも取引ができるのが魅力のひとつでもあるFX。
もちろん、24時間絶えず大きく変動している訳ではありませんが、特に日本時間の21時以降は、時差の関係からNY市場のオープンでもありますので、日本の社会人の生活スタイルにマッチした金融商品として根強い人気を博しています。

ただし、ここで理解しておく必要があることとしては

NY市場の参加者の大半は外国人で取引の中心は対ドル

という点で、過去記事「▼対ドル?クロス円?通貨ペアの特性」でもご紹介しているとおり、日本人的な発想で見ると、ドル/円やユーロ/円、豪ドル/円といった対円での取引にフォーカスしがちですが、

為替市場の中心はあくまで対米ドル

仮に、ユーロが買われるような局面であっても必ずしもユーロ/円が上がるとは限りませんし、逆にユーロ/円は下落してしまう場合もある、という点を理解しておく必要があります。

え?どうしてユーロが買われる局面でユーロ円が下落するの?

この点においては、上記でご紹介した過去記事を参照していただければと思いますが、ユーロが買われているのはあくまで対ドルでのお話であり、ユーロ円レートを見通すうえでは、その時点での米ドルと円の関係も考慮しなければなりません。つまり

ユーロが上昇しているのか、米ドルが下落しているのかは意味合いが全く違う

ということを理解しておかないと、クロス円の取引は非常に難しいものになってしまいます。ここで例をひとつ挙げてご紹介いたします。

ユーロ・米ドル・日本円が下記のような状態だった時

・ユーロ/ドル:1.0650ドル
・ドル/円:145.00円
・ユーロ/円:154.42円

↓ユーロ高(ユーロの全面高)になったと仮定すると

・ユーロ/ドル:1.0750ドル(100p上昇)
・ドル/円:145.00円(変わらず)
・ユーロ/円:155.87円(1.45円上昇)

この場合は、ユーロ円も上昇していることが分かります。

次に、ドルの全面安だった場合

・ユーロ/ドル:1.0750ドル(100p上昇)
・ドル/円:143.50円(1.50円下落)
・ユーロ/円:154.26円(0.16円下落)

ユーロ/ドルでのドルの下落幅と、ドル円でのドルの下落幅との兼ね合いが重要となりますが、ドル円の下落幅によってはクロス円全面安となるケースもありますので、

通貨全体でどのようなパワーバランスに傾いているのか?

をしっかりと見極める必要があるということを覚えておくようにしましょう。

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対ドル?クロス円?通貨ペアの特性

 

陥りがりな失敗例2~決済後にさらに上昇・下落

陥りがりな失敗例2

FXに限った話ではありませんが、投資商品の多くは

安く買って・高く売る
高く売っておいて・安く買い戻す

というのが大前提としてありますが、古くから言われるように「最安値で買って、最高値で売る」といったことは現実的に不可能であり、運良くそういう場面に恵まれることはあっても、それが継続的に続くことはほとんどありません。FXの場合、基本的に値幅を取りに行く取引となるため、

買った値段・売った値段より、幾ら値幅抜けるかの方が重要

例えば、ドル/円レート140円の時に買って、143円で売ることができたとしても、そのままさらにレートが上昇する見通しであれば、再度買うといったことが必要になってきます。もちろん、心情的に

売った値段以上で再び買う

のが難しいことは誰でも感じるところですが、結果的に現状のドル円レートが149円前後で推移している(2023年9月27日現在)ことを加味しても、いかに

買った値段・売った値段の重要性は思いのほか低い

かが理解できるのではないでしょうか。

FXにおいては、どうしても一度決済した金額以上で再参戦するのが心理的に難しく、結果的に相場が戻ることなく、そのまま置いて行かれてしまうことが往々にあります。仮に一度決済して利益を確定すると

また少し下がってくるまで待とう

といった心理が働きやすいのですが、得てしてしばらくの間戻ってこないことも多く、レートが上がれば上がるほど、再参戦する気力が失われてしまうのです。どうしても決済した後にさらに上昇(下落)すると

もう少し決済するのを待てば良かった・・・

といった心理に支配されがちです。しかし幾らで売った・幾らで買ったというのは、それほど大きな要因ではなく、どこまで上がるのか(下がるのか)といった値幅が重要だということです。

これまで、取引機会をうかがいつつ置いて行かれてしまった経験のある方、決済後にさらに上昇(下落)をして悔しい思いをされたことのある方、たくさんいらっしゃると思いますが、

FXにおいては買値・売値以上に値幅を重視する

ということを認識しておくと、取引機会も増えてより一層トレードが楽しくなることでしょう。

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