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米ドル/円、クロス円以外の通貨ペアの取引にチャレンジしよう

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米ドル/円、クロス円以外の通貨ペアの取引にチャレンジしよう

通貨ペアの取引にチャレンジしよう

為替市場は対米ドルが基本!円以外の対ドルペアの表記に慣れよう

世界中の為替市場は、物理的な取引所があるわけではなく、インターバンク市場と呼ばれる銀行間取引によって構成されていることは、これまでにもご紹介したとおりです。世界の公用語が英語であるように、インターバンク取引は米ドルを基準としていて、FXで人気のある南アランド/円やメキシコペソ/円といった為替レートは、インターバンク市場では殆ど取引されておらず、

対ドルのレートを掛け算・割り算して算出している

ということを過去記事「▼対ドル?クロス円?通貨ペアの特性」でご紹介いたしました。
FXの初心者に限らず、投資の初心者においては、まったく馴染みのない投資商品より、ある程度の商品知識があり、馴染み深い投資対象を選定するのが基本ですので、FXにおいても米ドル/円やユーロ/円といった通貨ペアを取引したくなるのが実情ですが、上記過去記事のように、クロス円取引は、日本円、米ドル、当該通貨の3つの通貨に起因する材料を意識して取引する必要があるため、米ドル/円やその他のドルストレートに比べると

相対的に難易度が高い

こともあり、ドルストレートの通貨ペアでの取引も身に着けておいた方が良いかもしれません。特に日本の個人投資家の取引は、欧州タイム以降、ニューヨークタイムに集中する傾向があり、この時間帯は

欧米発の材料が多く出る為

こういった観点でも米ドル/円に加えて、ユーロ/米ドルやポンド/米ドルといった対ドル通貨ペア(ドルストレートと呼びます)の取引に適していると思われます。

そんなドルストレートの代表であるユーロ/米ドル(EUR/USD)や、インターバンク市場でも取引量の多い英ポンド/米ドル(GBP/USD)、豪ドル/米ドル(AUD/USD)などですが、レートの見方は米ドル/円(USD/JPY)と同じで

・米ドル/円(USD/JPY)が1米ドル=○○円を示しているのと同様、左側の通貨1単位に対し右側の通貨の価値がどのくらいかを示しており、

・EUR/USDならば、1ユーロ=○○米ドル
・GBP/USDは、1英ポンド=○○米ドル
・AUD/USDは、1豪ドル=○○米ドル
・USD/CADは、1米ドル=〇〇加ドル

となっています。

ちなみに、USD/CADといった通貨ペアの表記については、〇〇〇/●●●の並び順についてちょっとしたルールがあり、EUR、GBP、AUD、USD、CAD、CHF、JPYの順で左と右に並べるのが慣習となっています。

したがって、カナダドルやスイスフランについては、上記ルールからUSDに対して右側にあるので、通貨ペアの表記では

USD/CADは、1米ドル=○○カナダドル
USD/CHFは、1米ドル=○○スイスフラン

となります。
こういった通貨ペアの表記ルールについては、実践で価格を見たり取引をしたりしていくうちに、感覚的に覚えてしまう印象があります。

また、ハードカレンシーの1つである日本円が、CADやCHFなどよりも、表記の優先順位が後になっているのは違和感を覚えますが、通貨ペアの表記としては、どのような通貨ペアでも●●●/JPY(●●●/円)といった表記になっているのでわかりやすいですよね。

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新興国通貨の基礎とメリット・デメリット

対ドルペアを理解するとクロス円取引に強くなる?

対ドルペアを理解するとクロス円取引に強くなる?

FX初心者がドルストレートに手を出しにくい理由は

小数点4桁までの表記となっている

点と

円換算での差損益がわかりにくい

点が挙げられます。
ただ、基本的には1枚の単位が10,000通貨(一部100,000通貨もありますが)などと決まっているため、為替差損益の計算は、差額に10,000を掛けるだけで整数になるため、

小数点以下4件はあまり気にする必要がない

のも事実。
また、ポジション(建玉)の損益状況は、「建玉一覧」など、日本円に換算されて表示されているので、難しく考える必要もありません。

このように、なんとなく敷居が高いと思われている米ドル/円(USD/JPY)以外のドルストレートですが、取引をしてみると、案外難しくないかもしれません。
マーケットでドル買い円買いやドル売り円売りとなる場合は、米ドル/円相場のボラティリティは低くなりますが、他のドルストレートであれば利益が狙えるチャンスになります。

取引できる銘柄を増やすことは、収益の可能性も広がるということを覚えておきましょう。

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