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【FXの大原則】レバレッジとリスク管理の重要性

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【FXの大原則】レバレッジとリスク管理の重要性

【FXの大原則】レバレッジとリスク管理の重要性

レバレッジとリスク管理の重要性

そもそもレバレッジ(Leverage)とは、「てこ(梃)の原理」という意味です。
てこは小さな力で大きなものや重たいものを動かすことができる道具ですので、少ない投資金額で大きな取引ができることをレバレッジ効果といいます。FX取引は、少額の証拠金を担保に大きな金額の取引を行うというレバレッジ効果のある取引です。

例えばレバレッジが25倍の取引であれば100万円分の外貨を取引するのに4万円の資金を担保として預けておけば取引ができます。

FX取引は証拠金取引であり、レバレッジ効果があるということが、株式や不動産などの現物取引と大きく異なるポイントです。

安く買って高く売ることで利益が出るのは他の金融商品と同じ!

FX取引では取引する通貨ペアによって必要な担保金(証拠金)の最低金額は決められていますが、購入した通貨ペアの値下がりによって預けている担保金額が必要最低金額を下回ってしまった際には、その時点でポジションが強制的に決済(ロスカット)されてしまいます。

証拠金取引の詳細については、▼FXってどんな取引なの?で詳しく説明していますので、こちらも併せてご覧ください。

証拠金取引ではレバレッジが高ければ高いほど少額の資金で高額の取引をおこなうことができますが、むやみに高くしてしまうと、期待できるリターンが大きくなるのに比例してリスクも大きくなります。

たとえば、レバレッジ1万倍の取引があったとすると、100万円の取引を100円の担保金でできてしまうので、わずかな値動きで大きな利益が期待できる反面、担保金として預けた資金以上の損失が発生してしまう危険性が高まってしまいます。

委託者保護や取引業者の財務健全性維持の観点から金融商品取引業等に関する内閣府令が改正され、2011年8月1日以降、個人投資家のFX取引についてはレバレッジ上限が25倍と定められました。

フジトミ証券が提供している取引所為替証拠金取引「くりっく365」では証拠金が週次で変更されますが、取引金額の4%以上(=レバレッジ25倍以下)になるよう計算して決められています。(注意:実際にはHVを考慮した基準額が決定されています)

 

レバレッジ25倍であれば安全なのか?

ここでご注意いただきたいのが、レバレッジが最大でも25倍となるように決められた証拠金は最低必要な資金ということであって、これに加えて余剰金を用意しておかなければ取引を維持することが難しいということです。

レバレッジが25倍ということは、元手100万円で最大2,500万円金額相当の取引を行えることになりますので、仮に2,500万円が2,600万円(増加率では4%)になっただけで、元手の資金が2倍になるという、とんでもないパフォーマンスを得ることができます。

では、思惑とは違う値動きをした際にはどうなるでしょう。

先ほどの例でみた2,500万円の取引をおこなうために100万円の資金しか用意していない場合、ほんの少しでも逆方向に値動きした途端に最低証拠金額を下回ってしまい、ポジションを維持することはできず、ロスカットされてしまいます。

 

レバレッジは何倍以上であれば安全なのか?

レバレッジを何倍にすれば安全なのか?とのご質問をいただくことがありますが、「何倍だったら大丈夫」と簡単に答えることはできません。

何度も同じ話になってしまいますが、FXは証拠金取引であり、現物取引ではありません。
レバレッジの倍率をコントロールすることがとても重要なのですが、そのためには自分が取引する期間をはっきりと意識する必要があります。

 

いまから1年保有するのと10分保有するのではリスクが違う

現在150円の米ドル円相場が1年後120円になっている可能性はありますが、10分以内に120円になってしまう可能性は限りなくゼロに近いと言っていいでしょう。

米ドルを1年間ロスカットされることなく保有するためには相場が120円まで下落することも考慮した資金的余裕が必要になりますが、自分が10分後には決済すると決めているのであれば、そこまでの資金的余裕を持つ必要はありません。

FX取引におけるポジションの保有期間とリスクは正の相関関係にあり、期間が長ければ長くなるほど変動リスクは大きくなってしまうということを理解する必要があります。

 

ロスカットか?ストップロスか?

FX取引には、お客様の取引口座の評価損失額が一定の水準を超えるとすべてのポジションを自動的に決済する、ロスカットルールという仕組みがありますが、このロスカットをリスク管理ツールとして利用する投資家も稀にいらっしゃいます。

具体的には、短期的な売買スタンスで、余剰金はギリギリまで少なくしておき、目標価格まで利益が出たらすぐに決済する一方、ロスカットルールを利用して損切りをするといったスタイルで取引をします。

ただしこのようなスタイルはとてもレアですので、逆指値(ストップロス)注文を利用して損切りをおこないつつ利益を狙う、という王道のスタイルを基本としていただきたいと思います。

 

まとめ

FXで上手に利益を生み出すためには、レバレッジの理解とリスクコントロールが重要です。
取引を始める前に次の3点を決めておくことをお勧めします。

・どのくらいの期間を運用するのか
・どのくらいの変動を想定しているのか
・どのくらいのリスクまで許容できるのか

FX取引を上手に活用して、資産形成にお役立てください。

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