取引所CFD・くりっく株365新商品「ラッセル2000」
このページでは、2023年9月から取引がスタートする取引所CFD(くりっく株365)の「Russell2000(ラッセル2000)」について説明しています。
ラッセル2000の値動き
ラッセル2000とは?
Russell2000(ラッセル2000)とは、アメリカ合衆国の株価指数のひとつです。ニューヨーク証券取引所やNASDAQ市場などアメリカ証券市場に上場する銘柄の中から時価総額1001位から3000位までの銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均を指数化しています。指数に採用されている銘柄は、時価総額上位1001位から3000位までの2000銘柄であるため、中小型銘柄への分散投資が実現できる指数と言えます。
ラッセル2000という名前は、アメリカのコンサルタント会社であるラッセル・インベストメント社が1984年に開発したことが名前の由来です。
他の米国株価指数との違い
NASDAQ100 | NYダウ | S&P500 | Russell2000 | |
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構成銘柄数 | 100 | 30 | 500 | 2000 |
構成銘柄 | NASDAQ市場に上場する約3,700銘柄の中から時価総額が大きい100銘柄で構成 | S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが選んだアメリカを代表する30銘柄で構成 | アメリカの証券取引所に上場するアメリカに本社を構える企業の中で流動性が大きい500銘柄で構成 | アメリカの証券取引所に上場する銘柄の中から時価総額1001位から3000位までの2000銘柄で構成 |
算出開始日 | 1985年1月31日 | 1896年 (1928年から30銘柄) |
1957年3月4日 | 1986年12月31日が基準日 1984年開発4日 |
算出元 | NASDAQ Index Dissemination Services(NIDS) | S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス | S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス | フランク・ラッセル・カンパニー |
銘柄構成 | ハイテク企業中心 | 幅広く分散 | 幅広く分散 | 幅広く分散 |
算出方法 | 時価総額加重平均型 | 株価平均型 | 時価総額加重平均型 | 時価総額加重平均型 |
アメリカ経済の代表格であるNYダウの値動きとラッセル2000を比べるとどうなるでしょう。次のグラフは両者値動きをグラフで表したものです。ラッセル2000の算出が開始された1986年12月31日の値段を1としています。
おおよその値動きはシンクロしていることが解ります。NYダウが値上がりしている局面では、ラッセル2000も値上がりしており、その逆もしかりです。ラッセル2000の算出開始時から投資していたとすると2022年末時点でのリターンはNYダウが17.48倍、ラッセル2000が13.14倍とどちらも好成績でした。
ラッセル2000の年次リターン
年次の値動きをグラフで表すとつぎのようになります。
ラッセル2000のような株価指数への投資をインデックス投資と言います。
ラッセル2000を投資対象とした金融商品に投資することによって米国株式市場に上場する1001位から3000位までの2000銘柄に分散投資したこと同等の効果が期待できます。
成長が期待できる中小規模企業に問うしすることになるため、将来的なリターンを得る可能性がある一方、大企業と比べると資金やリソースが限られているため、景気停滞期にはその営業を大きく受けてしまう特徴があります。
くりっく株365「ラッセル2000証拠金取引」の特徴
「ラッセル2000証拠金取引」は、「Russell 2000 Index」を取引対象にした取引で、為替リスクなく円建てで取引できる取引所CFD取引です。ラッセル2000証拠金取引には次のような特徴があります。
1. 取引単位は「ラッセル2000の指数値×100円」
米国株価指数であるラッセル2000を取引対象とした、ETFや投資信託のほとんどは、日本円換算した対象株価指数との連動を目指しているため、ラッセル2000の価格変動に為替レートの変動を乗じた数値が価格になりますが、くりっく株365では「ラッセル2000の指数値に100円」を掛けたものを取引単位としています。
シンプルで分かりやすい商品設計になっています。
2. CFD(差金決済取引)なので少額の証拠金で取引できる
くりっく株365に上場されている商品はすべてCFD(差金決済取引)です。現物の受け渡しは無く、反対売買の差金によって決済されるので、総取引金額のすべてを預託する必要はありません。
例えば、ラッセル2000の指数値が1,800Pointだった時、1,800Pointに100円を掛けた180,000円の資金が必要ですが、証拠金取引であるくりっく株365市場では1枚あたり7,200円(※)の資金があれば取引することができます。(※参考値:レバレッジ25倍で計算)
3. 朝8:30から翌朝6:00までほぼ24時間取引できる
東京証券取引所で行われている株式マーケットの立会時間は、前場が9時から11時30分まで、後場が12時30分から15時までの計5時間。また、NASDAQ取引所やニューヨーク証券取引所などの米国証券取引所の取引時間は現地時間9時30分から16時00分までの6時間30分です。
くりっく株365の立会時間、午前8時30分から翌朝6時までの21時間30分行われています。東京市場のスタート時間からニューヨーク市場のクローズ時間まで取引できるので急な値動きがあったとしてもタイムリーに対応することができます。
4. 売りポジションを形成できる
CFDであるくりっく株365では、価格が値下がりした際に利益が発生する売ポジションを作成することで下落局面でも利益を追求することができます。
ラッセル2000は、市場全体の動きを先行する「炭鉱のカナリア」と言われています。それは、大型銘柄よりも小型銘柄の方が景気減速による業績への影響が出やすいためです。
NYダウやNASDAQ100など大型銘柄中心に構成されている株価指数に投資している方は、ヘッジとしてラッセル2000を売るというのも戦略の一つです。
5. 配当・金利相当額の受払がある
ラッセル2000を1枚建玉するとラッセル2000を構成するすべての銘柄を購入した際に得られる配当に相当する金額の受払いが発生します。買建玉をしていた際には、配当を受け取ることができますが、売建玉をしていた際には、配当を支払わなければなりません。
それとは逆に買建玉保有者が支払わなければならないのが金利相当額です。買建玉保有者は、ラッセル2000を構成する銘柄を保有することに伴う資金調達コストを支払い、売建玉保有者は、ラッセル2000を構成する銘柄を売却することに伴う資金運用益を受払いすることになります。
商品仕様
ラッセル2000証拠金取引の商品仕様は次のとおりです。
商品名 | ラッセル2000証拠金取引 | <ご参考> NASDAQ-100証拠金取引 |
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正式名称 | ラッセル2000リセット付証拠金取引 | NASDAQ-100リセット付証拠金取引 |
原資産 | Russell 2000 Index | Nasdaq-100 Index® |
取引単位/枚 | 指数の数値×100円 | 指数の数値×10円 |
呼び値の単位 | 0.1ポイント | 1ポイント |
最小変動幅 | 10円 | |
上場期間/重複期間 | 15か月/3か月(※1) | |
取引開始日 | 9月第2金曜日の翌取引日 | |
取引最終日 | 12月第3金曜日の前取引日 | |
リセット日 | 12月第3金曜日の翌取引日 | |
リセット値 | 原資産の株価指数が同じである先物取引(リセットが行われる年の12月限のもの)の最終決済に係る価格の小数点2位以下を四捨五入した値 | 原資産の株価指数が同じである先物取引(リセットが行われる年の12月限のもの)の最終決済に係る価格の小数点以下を四捨五入した値 |
決済方法 | ①反対売買による決済 ②取引最終日まで決済されなかったポジションはリセット日にリセット値で決済 |
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証拠金基準額 | TFXが週次で定める(ヒストリカル・ボラティリティ方式)(※2) | |
金利相当額 | 先物価格を基にTFXが算出するインプライド金利 買い手:支払い/売り手:受け取り |
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配当相当額 | 原資産配当値 買い手:受け取り/売り手:支払い |
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取引時間 | 午前8:30~翌暦日午前6:00 (米国夏時間適用期間:午前8:30~翌暦日午前5:00) |
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休業日 | 土曜日、日曜日、米国における原資産を対象とする先物市場の休場日 |
※1 9月の取引開始日から同じ年の12月のリセット日までの約3ヵ月間は、リセット日が異なる同一原資産の商品が重複して存在します。
※2 同一原資産の取引では、リセット日が異なる取引でも同一の証拠金基準額となります。ただし、リセット日が異なる取引間で証拠金は相殺・割引されません。
[ディスクレーマー]
“Russell®”はフランク・ラッセル社(以下「ラッセル」)の登録商標です。Russell 2000(以下「インデックス」)に関するすべての権利は、ラッセルまたはそのライセンサーに帰属します。FTSE、ラッセル、その関連会社またはライセンサーのいずれも、(a)インデックスに基づく派生商品に関して、いかなる責任、損失、損害、費用、義務を負うものではなく、(b)インデックスまたは関連データの誤りや省略、特定目的への適合性、利用から得られる結果についていかなる責任も負いません。ラッセル2000リセット付証拠金取引に使用されるインデックスやインデックス関連データは、FTSE、ラッセル、またはその関連会社が所有するものであり、いかなる者もインデックスに依拠することはできません。FTSEまたは ラッセル の書面による明示的な同意がない限り、インデックスの使用または配布をすることはできません。FTSEおよびラッセルは、ラッセル2000リセット付証拠金取引およびそれに関連する金融商品または派生商品の、宣伝、後援または承認をするものではありません。
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