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米ドルは111.00-111.20のレンジ 米GDPで動くか?(ドル/円 5分足)

  • 2018/08/29
  • 山口
  • アジアタイム

(今週は、米蔵の代役を山口が務めます。)

28日の米ドル/円は前日終値に比べ0.125高い111.195で引けました。日本時間においては国内株式市場が高寄りしたことを受けて米ドル/円も111.370まで上昇する局面もありましたが、後場に入り株式市場が値を消すと米ドル/円も111.200を割れる展開となりました。

【米ドル/円 5分足チャート】

※チャートはフジトミトレーダー365FX

米ドル/円のロンドンタイム以降の5分足チャートです。

一昨日の記事昨日の記事でもお伝えのとおり、米ドル/円についてはボラティリティの低い相場展開が続いており、昨日のロンドンタイムからNYタイム→本日までの値動きは、概ね111.00から111.20までの狭いレンジでの推移となっています。

なお、上記チャートの111.00、111.10、111.20に引いてある黄色い水平線(=ホリゾンタルライン)は、昨日の朝に引いたものをそのまま活用しているのですが、米ドル/円においては今後もこういった水準がチャートポイント(レジスタンスやサポートなど)として機能していきそうに思われます。

 

【各通貨の強弱感】

※東京金融取引所のデータを元にフジトミ作成

昨日の各通貨の強弱感は上記のとおりで、日本円に比べれば米ドルはやや強かったわけですが、対円通貨で考えると、スイスフラン/円や加ドル/円の買い、又は、トルコリラ/円の売りのパフォーマンスが良かったということがわかります。

 

【本日の主要な経済指標】

15:45 4-6月期仏GDP(改定値)

21:30 4-6月期米GDP(改定値)

23:00 7月米住宅販売保留指数

30日 02:00 米財務省 7年債入札

特に米国の4-6月期GDPに注目が集まります。世界のGDPの6割は先進国で中でも米国経済によるところが多いため、現在の世界経済の成長は米国の経済に牽引されているという見方ができます。

米国のGDPの発表は、第1四半期(1-3月期)を例にとると、4月に速報値、5月に改定値、6月に確報値というようになっており、今回の第2四半期(4-6月期)の場合であれば、7月に既に速報値が発表されており、今回発表される改定値はそれ以降に入ってきている情報による改定ということです。

そのため、速報値に比べて改定値の場合は、市場予想に対してのブレはあまり大きくないのが一般的ですが、仮に市場予想よりも大きくブレるようであれば、相場へのインパクトが大きくなります。

4-6月期米GDP(改定値)

・市場予想の中央値 前期比年率+4.0%

市場予想の最大値 同+4.2%

市場予想の最低値 同+3.9%

標準偏差 同+4.0%~+4.1%

・前回発表値(速報値)前期比年率+4.1%

上記のとおり、市場予想(の中央値)は4.0%ですが、各金融機関等の予想の±1標準偏差をとると、4.0%から4.1%に集中しており、これよりも大きく下回る場合や上回る場合には注意が必要です。

 

 

【本日のポイント】

米国はメキシコにつづいて、本日よりカナダとの交渉に入っています。米国のGDPについては、世界経済へのインパクトは大きな指標に違いはありませんが、上記のとおり、個人的には市場予想に対し大きくブレないと考えており、どちらかと言えば、カナダとの貿易交渉やトルコや北朝鮮、中国と米国との関係性の変化の方が、上振れか下振れかは別としてリスクが高いと考えています。

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