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米ドル/円はあまり変化せず 日足チャート
- 2018/08/27
- アジアタイム
(今週は、米蔵の代役を山口が務めます。)
【米ドル/円 日足チャート】
※チャートはフジトミトレーダー365FX
200日移動平均線は横ばいとなっており、長期的なトレンドは上とも下ともいえる状況にはなく、横ばいトレンドだと考えられます。
一目均衡表の雲は先行スパン1と先行スパン2で作成されています。先行スパン1は乱暴に言い換えると17日移動平均線のようなもの、先行スパン2は同様に52日移動平均線のようなもので、どちらも右肩あがりになっているので、現在、中期的なトレンドは上昇基調にあるということです。
最後に一目均衡表の基準線と転換線は26日移動平均線と9日移動平均線のようなイメージで捉えることができます。
基準線が下向き、転換線が基準線の下側に位置していることから、短期的なトレンドは下落基調にあると読み取れます。
したがって、ドル円相場は、目先短期的には下がる可能性があるが中期的には上昇基調にあり、もう少し長い目で見ると、ほぼ横ばいのトレンドだということです。
また、米ドル、日本円、ユーロ、英ポンド、豪ドルなどのハードカレンシー(メジャー通貨)や南アランドやメキシコペソ、トルコリラ等々のマイナー通貨などをそれぞれ俯瞰的に見ると、米ドルと日本円は比較的同じようなタイミングで買われたり売られたりしています。
そのため、米ドル/円は他の通貨ペアに比べてもあまり値動き(ボラティリティ)がありません。
(本日も同様でやや円高になっていますが、ユーロ円や豪ドル円は0.2%以上、トルコリラ円は1%以動いているのに対し、米ドル/円は0.1%程度の円高にしか振れていません。)
リスクオフ時は米ドルと日本円が買われ、リスクオン時は米ドルと日本円が売られるといった状況にあります。
ただし、来週以降になると、こちらの記事でもお伝えのとおり、米ドル/円相場にもトレンドが出始める可能性があります。