★欧州市場序盤では、時間外取引で、NY原油先物が51ドル台を維持、米長期金利もFRBによる年内利上げ期待を背景に上昇幅を広げるなか、ドルは全面高で推移した。米長期金利が上昇基調を維持していたため、ドルの下押しは浅く高値圏でもみ合いとなった。その後も、全般ドル買い圧力が高まった反面、クロス円の下落が上値を抑えた。104.00円手前で上値の重さを確認すると、次第に利益確定の売りが進み103.50円台まで弱含んだ。ただ、アジア時間に付けた日通し安値103.57円を下抜け出来ず103.70円台まで値を戻した。NY市場序盤の取引では、FRBの12月利上げ観測が強まったことを背景に、米長期金利が上昇幅を広げ、全般ドル高が維持されたが、株価が下げ幅を広げたことで、ドル高・円高が交錯した。NYダウが190ドル超安や日経先物の150円安が嫌気され、103.30円の安値を付けたが、株安が一服すると下げ渋った。その後再びNYダウが260ドル超安、日経先物も190円安となるとリスク回避の円買いが強まった。引けにかけて株価が下げ渋ると買い戻しが入り103.50円付近まで持ち直した。