★欧州市場序盤では、前日のNY市場で発表された米9月ISM製造業景気指数の好結果を受けたドル全面高の流れが維持された。ドル・円は、ポンド/円やユーロ/円での買い戻しの動きにやや圧迫される場面はあったが、英国株が大幅高を維持、さらにFRBによる年内利上げへの思惑にドルの押しは浅く堅調推移した。その後も、ポンドなど欧州通貨にた視してドル買い圧力が高まった影響から高値圏で底堅く推移した。また、米長期金利上昇を受けて102.50円前後で堅調推移となった。目先の上値目処として意識されていた21日高値の102.79円を上抜けると、全般にドル高が進んだ流れに沿って、一時102.87円と9月14 日以来の高値を更新した。ユーロ/ドルが急伸したタイミングで102.61円付近まで下げたものの、下押しは限定的だった。103.00円手前で買いの勢いはひとまず後退した。NYダウが一時130ドル超下落したことも相場の重しとなった。