★欧州市場序盤では、メイ英首相が2日、EU離脱に向けた交渉を来年第1四半期に開始すると表明したことを受け、ポンドが大幅安となった。ドル/円は米長期金利が一時低下に転じたこともあり、101.20円台まで下げたが下値は堅かった。ドル/円の上値は重く、101.30円前後と前週末比終値付近でもみ合い推移。市場では米9月ISM製造業指数の結果を見極めたいとの見方が強く小幅レンジ内で推移した。米9月ISM製造業景気指数が51.5となり、市場予想の50.2を上回る強い結果となり、全般にドル買いが強まった流れに沿った。米長期金利の上昇も相場の支えとなり、一時101.65円付近まで値を上げた。なお同時に発表された米8月建設支出は前月比0.7％減となり、市場予想の前月比0.3%増を下回った。アジア時間に付けた日通し高値101.67円が目先戻り目処として意識され上値を切り下げた。その後は、新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細ったが、底堅い展開となった。