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日米長期金利差は縮小方向!
- 2016/09/28
- アジアタイム
★日米の10年物国債利回りの金利差は20日をピークとして縮小傾向にある。要するに日銀金融政策決定会合後から縮小傾向が強まっている。
これは日銀会合で『イールドカーブ・コントロール』が導入されたことに起因する。
そのため、直近のドル/円は金利差縮小から円高になりやすい環境となっている。
ただ、金利差から見てみると、4月以降から徐々に上値が切り下がってきていることが分かる。その度に円高の押しも強くなり、金利差同様に上値が切り下がってきている。
日々の動きの中では気が付きにくいがチャートで見てみると、円高進行の理由も理解しやすい。現在の円高反転には、直近9月20日の1.750%を上回る金利差拡大しなければ、円安傾向になりにくい。
一般的には為替は日米の2年債の金利差を見ていくことが多いが、データの取りやすさからは10年債でも有効性がある。そのため、為替投資するならば日米金利差をチャックすることも重要となる。