★欧州市場序盤では、欧州株が伸び悩み、NY原油価格も軟調に推移するなか、米大統領選による初のTV討論会後のリスク選好による円売りは失速した。イラン石油相が増産凍結の可能性を排除したとしてブレント原油先物が下落し、欧州株が下落に転じ、米長期金利が低下したことで円買いが優勢となった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが継続した。ドイツ銀行の影響で欧州の銀行業界に対する懸念が再燃しNYダウが失速、米長期金利低下で円買いが優勢となった。安く始まったNYダウが持ち直したほか、米9月消費者信頼感指数が104.1となり、市場予想の99.0を上回ったことも相場の支えとなり100円台半ばまで買い戻された。その後は、NYダウが一時140ドル超上昇したにもかかわらず円売り・ドル買いでの反応は鈍かった。また、フィッシャーFRB副議長の講演では相場の反応は限られた。対ポンド中心にドル売りが強まった影響を受け、ドル/円の上値は重かった。