★欧州市場序盤では、株価の下落を背景に、リスク回避によるドル高・円高の流れが持続、クロス円が圧迫された。欧州株の下げが一服となるにつれ、リスク回避によるドル高・円高の動きも一巡、クロス円が下げ幅をやや縮小した。時間外の米長期金利が再び低下するにつれ、ドル/円は下値抵抗していた100.50円を割り込み日中安値を更新した。NY勢参入を控え、全般的にドルが伸び悩むなか、ドル/円の戻りも鈍く、再下落した。世界的な株安でリスク回避の動きが持続した。22日の安値100.10円や8月26日の安値100.06円が目先サポートとして意識されるとやや下値を切り上げた。NYダウが一時110ドル超下落したことで、円買い・ドル売りがじわりと強まった。米株の大幅下落などによるリスク回避の動きが強まったが、米新築住宅販売の上振れなどでドルが下げ渋りとなった。米長期金利が1.61％から1.57％に低下すると再びドル売りが強まった。昨晩はドイツ銀行の資本不足懸念が、欧州金融への警戒感からリスク回避の動きにつながり米長期金利の低下から円買いが優勢となった。