★ドル/円は今年に入って75日線が上値抵抗ラインとなり、その後は下落基調となることが繰り返されている。14日も結局は75日線が上値抵抗ラインとなり、上抜け出来ずに下落している。20-21日の日米金融会合を控えて、この75日線（16日：103.213円）が注目となる。瞬間上抜けしても翌日から下抜けしたら、上抜けしたことにならないので注意。また、8月30日から水星逆行期にあり、22日に逆行から順行に戻る。ただ、逆行から順行に戻る最終日の3日前後は、円高になりやすいと言われている。

今年は、この水星逆行は4回あり、①1月5日～1月25日、②4月28日～5月22日、③8月30日～9月22日、④12月19日～1月8日となっている。①、②の期間を思い出して欲しい。為替・株式市場では、結構大荒れ相場となった。現在もNYダウなどはボラティリティが高い割にトレンドが出ない状況となっている。そして、ドル/円でも最近は上下にボラティリティが高まっている。④の期間でも12月13-14日にFOMCがあり、日銀金融政策会合は12月19-20日に開催される。もろに水星逆行期にぶつかる。

この時期は円高になるというよりも、日々のボラティリティが高まるも、トレンドが出難い時期と言える。そのため、利益確定は早めにする戦略となる。要するに『今日の含み益は明日の含み損』になりやすい時期と言える。

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