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ドル/円は米長期金利変動にリンク!
- 2016/09/16
- NYタイム
★欧州序盤では、米長期金利の上昇を受け、全般的にドルが底堅く推移するなか、ドル/円は102.40-45円付近と前日横ばい水準でもみ合い推移となった。手掛かり材料難のなか、ドル/円は102.42円前後と前日NY市場付近で小幅な値動きを続けた。もみ合いが続いていたが、米長期金利が低下に転じたほか、NY先物や日経先物が失速した影響から下落基調となった。8月米小売売上高や自動車を除いた数値が予想を下回ったほか、9月NY連銀製造業景気指数も予想を下回ったことで101.89円の安値まで下押しした。 一方で、9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数は予想より強く売りも長続きしなかった。米経済指標への反応も限定され、米長期金利が上昇幅を拡大するにつれて、ドル買いが進行、一時102.70円台へ上値を伸ばした。その後、長期金利の上昇が一服すると、ドル/円は102.60-円前後でもみ合った。長期金利が低下し始めるとドルも失速した。102.00円付近では下値の堅さを確認すると下げ渋るなど神経質な値動きが続いた。