マーケット情報
株式・FX・商品情報
ドル/円は米利上げ観測後退で101円台後半!
- 2016/09/13
- NYタイム
★欧州市場序盤では、先週末の流れを引き継いで、欧州株が大幅続落、米長期金利も上昇するなか、ドル高・円高が継続され、ドル/円は102円台前半にドルが続落となった。欧州株の大幅下落を受け、リスク回避による円買いが再開され、リスクに敏感な資源国通貨や新興国通貨が対円で続落となった。円が全面高で推移した。週明けの欧州市場では、米早期利上げ観測を背景に、世界的な株安・債券安・原油安・外国為替市場では、ドル高・円高の流れが継続した。欧州株安・NYダウ先物の下落を受けて、リスク回避の円買いが続いた。一時101.70円まで下落した。ロックハート米アトランタ連銀総裁が『状況は利上げの真剣な議論を正当化する』などと発言すると102.00円付近まで反発。もっとも、カシュカリ米ミネ アポリス連銀総裁が『コアインフレがさらに活発化することを期待』『何らかの行動をすべき強い緊急性はない』と述べたことなどもあり101.70円台まで 再び下げた。 NY市場では、安く始まったNYダウが持ち直したことを受け、102円台を回復した。ブレイナード理事が『緩和解除で慎重さ維持を』『予防的な引き締めシナリオに説得力がない』『目標に達していないインフレを一 段と懸念』などの見解を示すと、米早期利上げ観測の後退が意識され101.55円まで売り込まれた。一巡すると101.98円まで反発したが、 101.58円付近まで再び下落。その後101.80円台まで戻すなど売買が交錯した。 その後は米株高を支えに下げ渋るなど、売りの勢いも限られた。