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ドル/円は一時103円台回復!

  • 2016/09/10
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

DLJPY0910

 

★欧州市場序盤では、時間外の米10年債利回りが上昇する一方、原油先物がやや反落するなか、ドルが対資源国通貨を中心に底堅く取引された。ドル/円の下押しも浅く、102円台前半でもみ合い推移した。本田悦郎・前内閣官房参与が『日銀は9月にも追加の金融緩和をすべきだ』と発言したことで、日銀の追加緩和への期待が膨らみ、全般円安が進んだ流れとなった。『日銀が、総括的検証でマイナス金利の効果を評価し、今後の追加緩和にマイナス幅拡大を検討も』との一部報道。また米長期金利の上昇を受けてドル買い・円売りが強まった。FOMCで投票権を有するローゼングレン米ボストン連銀総裁が『緩やかに金融引き締めを正当化する妥当な根拠がある』、『引きしめ見送りの過剰な長期化はリスク』などと述べたことも相場の支援材料となり、一時103.05円まで値を上げた。その後は米利上げ観測からNYダウが大幅下落したことを嫌気し、リスク選好の動きが鈍化し、円の買い戻しが強まった。原油価格が3.5%超下落し、NYダウが330ドル超下落したことが相場の重しとなったが、米長期金利が高止まりしていることもあって、下押しは限定的だった。NY市場は午後に入り週末で参加者が減少し、方向性の乏しい動きとなった。

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