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ドル/円は原油急伸でドル買い加速!
- 2016/09/09
- NYタイム
★欧州市場序盤では、ドルは主要通貨に対して軟調に取引された。ただ、ドル/円の下値も限定され101.55-60円前後でもみ合い推移となった。FRBによる9月利上げ期待が大きく低下していることが背景にドルは軟調推移した。ただ、ポンド/ドルは、前日に英中銀総裁の議会証言で追加利下げ観測が広がったことから、ポンド売りがやや勝った。ドル/円は、日銀の追加緩和への期待で円売りフローが観測されているこで、底堅い値動きとなった。米労働省が発表した新規失業保険申請件数が25.9万件となり、市場予想の26.5万件を下回ったことからドル/円は101.80円前後まで買い戻された。ドラギECB総裁会見への失望感から、株価が軟調に推移するなか、米長期金利の上昇幅が縮小したことにつれ、ドル/円は一時101円台半ば割れに再下落した。米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油在庫が予想外に大幅に減少したことが分かると原油が急伸し、米長期金利が大幅上昇したことで、ドルの買い戻しが加速した。ドル/円は一時102.60円まで急伸したが、2日の8月米雇用統計直後に付けた安値102.80円が戻り目処として意識されると上値を切り下げた。