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ポンド/円は75日線を意識!

  • 2016/09/07
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • 欧州タイム

GBPJPY0907

 

★英国のEU離脱に伴う英実体経済への懸念が後退しているため、ポンド/円も堅調地合いとなる可能性がある。本日発表の経済指標や金融当局者の発言などで英中銀による緩和ペースの後退の思惑が広がれば、ポンドは一段高となりやすい。

○16:30 英・8月ハリファックス住宅価格(前月比予想:-0.1%、7月:-1.0%)
○17:30 英・7月鉱工業生産(前月比予想:-0.2%、6月:+0.1%)
○17:30 英・7月製造業生産(前月比予想:-0.3%、6月:-0.3%)

○22:15 英中銀のカーニー総裁ら議会証言

 

英中銀は8月の金融政策委員会(MPC)で、2009年3月以来の政策金利の引き下げを決定した。さらに、英国債買い入れ枠拡大と社債の買い入れを加えた金融緩和に踏み切っている。また、足元で発表された経済指標では、予想を上回るケースも目立っている。

 

テクニカル的には、75日移動平均線(緑線)の140.734円を手前に上値の重い展開となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%Kと%Dが下向きとなっている。

このことからも、下落基調となっているが、10日線(黄線)の135.634円や25日線(青線)の133.367円が下値支持ラインとなる可能性もある。

 

今後の注目点は、英国経済市場の結果とカーニー英中銀総裁の議会証言内容を見極める必要がある。もし反転上昇した場合は、75日線が上値抵抗ラインとなるかが焦点となる。一方で、下落基調となった場合は、15日線を下抜けするかが焦点となる。

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