★8月16日に99.51円の安値を付けた後、約半月で103円台まで戻るなど3円50銭前後の変動幅となっている。9月も22日まで水星逆行期間となる。この期間はトレンドは出ず、ただ変動幅が大きくなる可能性が高いので注意が必要となる。また、水星逆行期間の終了日に日米金融政策会合があるのも偶然とは思えない。水星逆行後3日前後は変動が大きくなるので警戒が必要となる。ジャクソンホールでのイエレン米FRB議長講演と同時にフィッシャー米FRB副議長の発言で、米追加利上げ観測が高まりドル高・円安が進んだ。しかし、9月に利上げをして、米国株が想定外にクラッシュしてしまったら、11月の大統領選に大きな影響を与える可能性がある。そのため、FRB要人からのタカ派的な発言が多くなっているが、そんなリスクをFRBがとるとも思えず、9月は利上げ見送りとみている。日銀の追加緩和期待も高まっているが、打つ手もだいぶ減少していることから、材料出尽くしや、追加緩和限界思惑による打ち止め感が広がる可能性もあり22日は注意が必要となる。

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FX Monthly Report September 2016