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大引けでJPX日経400指数のリバランス・浮動株調整
- 2016/08/30
- アジアタイム
29日の米株式市場は上昇。S&P500種株価指数は前週末比0.5%高の2180.38で取引を終え、NYダウは0.6%上昇し18502.99ドルで取引を終了した。原油安や欧州株安にも関わらず、個人消費支出(PCE)の堅調な伸びを好感し主要指数はプラス圏で推移した。
NYMEXのWTI先物10月限は前営業日比66セント(1.39%)安い1バレル=46.98ドルで取引を終了。ドルが対ユーロなどに対して堅調となり、投資としての商品の魅力が低下したことなどが嫌気された。
前日のOSE225先物9月限ナイトセッションは、OSE日中比30円安の16700円で終え、売買高は7914枚と低調だった。CME日経先物(円建て)の清算値はOSE比30円安の16700円、売買高は3万枚台で低調だった。
本日の日経平均は、前日の米株が堅調に推移していたものの、ドル高基調に一服感が出ていることから16700円を挟んでの取引か?大引けでJPX日経400指数のリバランス・浮動株調整がある為、引けにかけてはNT倍率の低下が想定される。比重変化で影響が出てくるのが三菱UFJ、三井住友、みずほ、JAL、トヨタ、ホンダなどで、メガバンクに大きな買い需要が発生すると想定されている。一方でNTTやKDDI、ソフトバンクGといった通信株には売り需要が働き、引けにかけてはメガバンク買い・通信株売りの展開が想定される見込みだ。採用組の買いでは東京TYFGや九州FG、東北電力、東邦ガス、中部電に大きめのインパクトが発生し、売りインパクトの高い除外組では日精機や京葉銀、持田薬、十六銀、常陽銀など地銀への売りが多い。また、9月2日の米雇用統計を控え、引き続き為替動向には注意が必用か!?
【買い材料】
・日銀のETF買入れによる需給押し上げ期待
・米国株式市場-ダウ、S&P500が4営業日ぶり反発 金融、素材がけん引
・NYダウ上昇(18502.99、+107.59)
・ナスダック上昇(5232.33、+13.41)
・恐怖指数VIXは12.92、前日比低下
【売り材料】
・欧州株式市場-反落 米利上げ観測が重し
・NY原油先物-反落 生産調整への期待が盛り上がりにくい(46.98、-0.66)
・NY為替-米利上げ観測を背景としたドル買いに調整 101円90-102円00銭
・CME225先物は大阪取引所比で下落(16700、-30)
・価格帯別出来高、高水準で戻り売り圧力
【その他注目点】
・休場:トルコ
・イスラエル中銀、18カ月連続で金利据え置き
・米債券市場-反発 急速な米利上げ織り込みに対し調整進む
・欧州債-反発 売り先行も反動の買い戻しが大きく進む
・NY金先物-続伸 ドル高地合い緩和がドル建て価格の支えに
・CRB指数-反落 オレンジジュース、金が上昇 ココア、ニッケルが下落
08:30 完全失業率(7月)
08:30 家計調査(7月)
08:30 有効求人倍率(7月)
08:50 商業動態統計(7月)
10:00 伸銅品生産統計(7月)
14:00 総合資源エネルギー調査会電力需給検証小委員会
16:00 東証住宅価格
国内自動車8社各社の世界生産台数(7月)
18:00 欧・ユーロ圏景況感指数(8月)
21:00 独・消費者物価指数速報値(8月)
21:30 加・経常収支(4-6月)
22:00 米・S&P/コアロジックCS20住宅価格指数(6月)
23:00 米・消費者信頼感指数(8月)
《決算発表》
アイ・ケイ・ケイ、スリープログループ、菱洋エレクトロなど
《米決算発表》
H&Rブロックなど
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740