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ドル/円はフィッシャー米FRB副議長のGood Job発言で急騰!
- 2016/08/27
- NYタイム
★欧州市場序盤では、ジャクソンホール会合でのイエレンFRB議長の発言内容に注目が集まるなか、ドルは主要通貨に対してもみ合い商状継続となった。イエレン米FRB議長の講演を控えて様子見ムードが強まるなか、100.45円を挟んだ小動きに終始した。予想通りだった米GDP改定値の発表後100.38円付近まで反発したが、米長期金利が低下したことや、対資源国通貨中心にドル売りがう続いたことで、100.26円の安値まで失速した。イエレンFRB議長がジャクソンホールの講演で『米利上げの根拠がこの数カ月で強まった』『雇用と物価の目標達成に近づいている』と発言したことにドル買いで反応した。ただ、『将来、幅広い資産の購入を検討する価値がある』『FRBの金融政策はあらかじめ決まっておらず、データ次第』と述べたため直ぐにドルは失速し一時100.05円まで下落した。100.00円割れに失敗したことで下値が堅いと見た向きが買い戻しに動いた流れを引き継いだ。フィッシャー米FRB副議長が『イエレン米FRB議長の発言は9月利上げの可能性と整合』と述べると米長期金利の一転上昇とともにドル買いが加速した。フィッシャー米FRB副議長の発言を受けた買いが続いた。米長期金利の上昇拡大を支えに101.94円まで上値を伸ばした。その後は、ポジション調整のドル売りが入ったが底堅く終了した。
台風の前の静けさから、一気に台風が上陸したような一日となった。