米国株式市場は小幅高。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は前日比0.2％高の2187.02で取引を終了。NYダウは23.76ドル（0.1％）上昇し18597.70ドルで取引を終えた。原油先物価格の上昇を背景にｴﾈﾙｷﾞｰ関連株買われ全体が支えられた。また、ウォルマート・ストアーズ が通年業績予想を引き上げて１年２カ月ぶりの高値を付けたこともポジティブにとらえられ押し上げ要因となった。
　ＮＹＭＥＸのＷＴＩ先物９月限は前日比1.43ドル（3.1％）高い１バレル＝48.22ドルで取引を終了。終値ベースで７月１日以来の高値となった。主要産油国による生産調整への期待や米原油在庫の減少などを好感。
　NY為替市場では、ドルは軟調に推移。９月利上げの可能性に言及したNY連銀のダドリー総裁が堅調な雇用の伸びを受けて、あらためて賃金が増加し始めるとの自身の見解が裏付けられたと述べたものの、市場では近い直近での利上げの可能性を疑問視している模様だ。
　GLOBEX225先物９月限（円ﾍﾞｰｽ）の清算値は前日比125円安の16535円。同日の大証終値（16500円)比35円高だった。出来高は34231枚。前日は日銀のＥＴＦ買いが観測されなかった。そして、今日のOSE225先物はドル円が100円を維持出来るかどうかの水準からの始まりそうだ。輸出関連株には良い水準と言えず懸念がくすぶる。引き続き為替市場を睨みながらの相場で、方向感に欠ける展開か！？

【買い材料】

・日銀、ETF買入れによる需給押し上げ期待
・事業規模28兆円超の経済対策の効果
・米国株式市場－小幅続伸　原油高やドル安が支援
・ＮＹダウ上昇（18597.70、+23.76）
・ナスダック上昇（5240.15、+11.49）
・米アプライド・マテリアルズ　5-7月期決算は増収増益　半導体需要堅調
・米ウォルマート 5-7月期決算は利益が予想上回る　通期利益見通しを上方修正
・欧州株式市場－小反発、原油高や企業の好決算が好感
・NY原油先物－6営業日続伸、1カ月半ぶりの高値水準（48.22、+1.43）
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（16535、+35）
・恐怖指数VIXは11.43、前日比低下

【売り材料】

・夏枯れ相場、売買代金低水準
・NY為替－ドル円は100円挟む、ドル安の流れが継続　100円00-10銭
・人民元の18日の中間レートは1米ドル＝6.6273元、前日比で0.327％元安
・中国の住宅価格、下落都市増加

【その他注目点】

・米債券市場－続伸、年内利上げへの期待は薄い
・欧州債－反発、英指標好調も景気減速懸念続く
・NY金先物－反発、FOMC議事録で早期利上げ期待高まらず
・CRB指数－6日連騰　原油、ガソリンが上昇　ニッケル、大豆が下落

・人工知能（AI）を産官学共同で開発
・米ウーバー、自動運転でボルボと提携
・ツイッター、テロ対策強化
・主要70都市の新築住宅価格、7月は51都市が前月比で上昇=中国国家統計局

・ダドリーNY連銀総裁
「下半期の成長は上半期を上回る」
「下半期の成長は2％以上が見込まれる」
「労働市場には引き続きスラックがある可能性も」
「労働市場の改善が続く」
「好調な雇用データは景気減速懸念を和らぐ」

10:00　　銅電線出荷統計(7月)　　　　
13:30　　全産業活動指数(6月)　

15:00　　独・生産者物価指数(7月)　　　
21:30　　加・小売売上高(6月)　　
21:30　　加・消費者物価指数(7月)　

《米決算発表》

ディア、フット・ロッカー、エスティ ローダーなど

場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740