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ドル/円はFOMC議事録公表後乱高下!
- 2016/08/18
- NYタイム
★欧州市場序盤では、欧州株が軟調に推移、日経先物も100円安に反落となるにつれ、ドル/円は上昇幅を縮小した。欧州株式市場がほぼ全面安となったが、ドル/円は100円後半で底堅い値動きに。米長期金利が上昇に転じたほか、NYダウ先物が下げ幅縮小していることが背景となった。欧州市場の中盤の取引では、ドル/円の動意乏しく、もみ合い商状継続。新規の取引材料に乏しいなか100.65円前後でNY勢の本格参入を待つ状態。FOMC議事録を控えるなか、日経先物が180円安まで下げ幅を広げ、リスク回避の売りに押された。また、米長期金利が低下に転じたことも相場の重しとなり100.20円台まで弱含んだ。FOMC議事要旨では『委員は利上げが早期に必要かどうかで意見が分かれた』、『複数の委員は早期の利上げが正当化されると判断』、『2名の委員は7月の利上げを支持』、『委員は経済を評価するためさらなるデータを待つことで一致』、『幾人かの委員、インフレ加速しても対応時間は十分と判断』などの見解が示された。公表後、一時100.59円まで買われたが、直ぐに売りが優勢となり100.03円まで失速した。ただ、100.00円手前で下値の堅さを確認すると100.30円付近まで反発するなど売買が交錯した。その後は100.20円台付近で推移した。