★ドル/円の月足では、2011年10月の安値75.54円と2015年6月の125.85円を結んだ半値戻しの100.69円が下値支持ラインとなっている。6月の英国のEU離脱問題で一旦半値戻しを下抜けたが、実体では半値戻しを下回らずに引けた。また、7月も同様に一旦下抜けしたものの、はやり実体は半値戻しを下回らずに引けている。そして、今月も安値では100.64円を付けたものの半値戻しを回復している。

この半値戻しがかなり意識されていることが分かる。

また、6月から徐々に下値を切り上げて来ていて、8月の始値が102.26円となっていることから、陽線足となってきた。8月は米国債の利払い・償還金の支払いやお盆休みを控えた輸出企業のドル売りなどがあり、8月の円高ジンクスを支援しているが、米雇用統計の改善もありここまで強い動きとなっている。