★欧州市場序盤では、欧州株が堅調に推移するなか、米雇用統計を受けたドル高地合いが維持され、ドル/円は102.30円台まで続伸した。欧州株の全面高や米原油高、NYダウの堅調推移もドル買いの支援材料となった。ただ、米長期金利が低下していたため、ドルの上値を抑えた。日経先物が110円高を背景に全般円安が進み102.45円まで上昇も、株高一服で伸び悩んだ。日経先物やNYダウの上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが再開。米長期金利が上昇に転じたことも相場の支援材料。欧州株が伸び悩み、NYダウが小幅マイナス圏に転じるなか、リスク選好の売りが一巡。2日高値の102.83円が目先の上値目処として意識された。ロンドンのフィキシングを通過したあとは、徐々に値動きが鈍った。NYダウが小幅下落したうえ米長期金利が低下したためドル売りがじわりと強まった。しかし、前週末の堅調な米雇用統計を好感した買いも入りやすく下値も限定的だった。