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ドル/円はアジア時間では底堅いが欧州時間に懸念!
- 2016/08/04
- アジアタイム
★ドル/円の一目均衡表の日足では、雲の下限を下抜けしていることや、遅行線がロウソク足を下抜けしているなど下落基調は継続している。しかし、転換線が下向きから横向きに変化してきたことから、昨日の高値101.57円を上抜けしてくるようなら、一旦戻り基調となりやすい。また、日米金利差が僅かに拡大してきたことも、戻り基調を支援することになる。
オシレータでは、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:7.06、%D:6.25とかなり売られ過ぎの過熱感が出て来ている。ストキャスティクスはトレンド時にダマシとなり底這いすることも多くあるが、少し売られ過ぎであることは確かだ。一方、MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺からMACDとシグナルがデットクロスし、緩やかに下向きを維持している。ただ、ゼロライン近辺ではMACDはダマシが増えるので注意して見ていく必要がある。
本日の注目点は、日本時間 20:00に英中銀金融政策委員会(MPC)の政策金利発表が予定されており、市場では0.25%の引き下げが予想されている。そのため、実際金利が引き 下げられた場合、英ポンド売りが活発化すると、ドル買い、円買いが強まる可能性があり、ドル/円では円高傾向になりやすくなる。ただ、アジア時間帯では、日米金利差拡大や日本株の下落一服から円安になりやすい。
ただ、明日の米7月雇用統計を控え一方的な動きにはなり難い。