★先週は高値106.72円から安値の101.93円と約4円79銭も動いた。そして、ほぼ安値引けとなる102.04円で終了した。しかし、この安値引けが気になるところだ。短期筋が仕掛けていくには、週明けのウェリントンやシドニータイムは絶好のタイミングとなる。何もなければそれに越したことはないが、何となく気になる引けだった。来週は豪・英・NZの中銀の金融緩和が気になるところだ。利下げともなれば、ドル買い・円買いが加速しかねず、ドル/円でも円買いになりやすい。また、原油価格もジリジリと下落基調にあり、40ドル割れとなると大げさにメディアが騒ぎ始めるので、リスク回避の円買いにつながる可能性もある。そして、週末には大振れする米雇用統計が公表される。このところ市場予想を大幅に振れる結果発表となっている。これだけ大幅に外れるのだから、予想しない方が良いと思うほどだ。やっと収まったかに見えた円高基調が、再び日本を襲う可能性が高い。

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