★欧州市場序盤は、欧州株が買い先行地合いのなか、ドル/円の戻りは鈍かった。欧州勢本格参入後は、落ち着きを取り戻したが、欧州株が伸び悩み日経先物も再下落となるなか上値の重い展開となった。日銀会合後の乱高下ん一服も、欧州市場後半では戻り売り優勢地合いとなった。低調な米GDPを受け102円台後半へ下落した。米4-6月期GDP速報値は前期比1.2%となり、市場予想の2.6%を下回る結果となった。仏パリを訪問している麻生財務相が、過度な為替変動に懸念を示す発言があり、若干戻す場面もあった。しかし、NYダウや日経先物の下落に伴う売りが先行した。7月米消費者態度指数が予想を下回ったことも相場の重しとなった。月末のロンドン16時（日本時間24時）のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されたとの指摘があり一時102.20円台まで値を下げた。米長期金利が低下幅を広げたことで全般ドル売りが進んだ。