★本日ドル/円は昼過ぎに『経済対策が27兆円規模になる』との報道や『政府が50年債の発行を検討』との報道で一気に円売りが進み106.50円前後まで円安進行した。しかし、確り一目均衡表の雲の下限の106.45円が上値抵抗ラインとなった。上値には転換線9日が105.72円が位置していて、戻り基調では上値抵抗ラインとなりやすい。下値では基準線が103.23円にあり、下落した際は下値支持ラインとして意識されそうだ。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は買われ過ぎ域から下落基調を示現している。

28日日本時間早朝に米FOMCの結果発表があるが、円売りが活発化すると雲の下限の106.45円、雲の上限107.71円では上値抵抗ラインとなりやす。一方下値では基準線の103.23円が意識される。明日・明後日は日米の金融政策会合で本日のような動きとなる可能性があるので十分に注意する必要がある。夕方には欧州銀行のストレステスト結果発表や黒田日銀総裁の記者会見にも注意。