★欧州市場序盤では、ドル売り・円買いの流れが進展し、ドル/円は104.00円前後に下値を広げ、7月14日安値103.98円レベルや21日移動平均線が位置する103.75-80円レベルに一段と接近した。14日の安値103.97円や13日の安値103.90円が目先サポートとして意識されると104.30円台まで切り返した。欧州株が持ち直し日経先物も下げ幅を解消し小幅反発に転じるなか、リスク回避の円買い圧力が後退した。104.20円近辺に再軟化となったが、押し目買いに支えられた。東京市場でドル売り・円買いが急ピッチに進行した後だけに、NY勢参入を控え、短期投機筋からのドル買い戻しが持ち込まれた。日経先物が買い戻されたことを背景に円売り・ドル買いが進行。7月消費者信頼感指数や6月新築住宅販売件数などが予想を上回ったこともドル買いにつながった。『日銀内で追加金融緩和論が浮上』との報道をきっかけに104.97円付近まで上げたものの、節目の105.00円手前で失速した。