★欧州市場序盤では、ドルは小幅レンジ内で全般もみ合い商状となったが、主要通貨に対して高安まちまちの展開の展開だった。欧州株式市場では主要指数が総じて上昇したことで、リスク選好的な動きになった。また、日銀による追加金融緩和への期待感から円売り基調が続き、ドル/円は106.30円台で底堅い動きになった。欧州株が伸び悩むにつれ、クロス円が上昇を縮小、ドルが伸び悩む展開になった。米長期金利が低下、NY原油の続落やNYダウの上げ渋りでドルが圧迫された。NYダウが一時90ドル超下落したことなどが相場の重しになった。その後、一旦持ち直すもNYダウがいt字110ドル超下落したことで円買い・ドル売りが加速した。しかし、『日本政府は経済対策で財政支出を6兆円に増額』との報道が伝わると円売り・ドル買いで反応した。もっとも戻る上値が重かったことや、NYダウや日経先物の下落が相場の重しとなり、105.70円台へ再び下落した。