★欧州市場序盤では、ドルは主要通貨に対して高安まちまちの展開となり、ドルは対円や対資源国通貨で堅調推移した。市場では『実需の買い意欲は強い』との声が聞かれるなか、米長期金利上昇に転じたことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが出た。その後も欧州株は全面安から切り返す展開となっているほか、NYダウ先物がプラス圏推移が続いていることから106円付近でもみ合い相場となった。日経先物が僅かにマイナス圏で推移していることや、クロス/円下落を材料に上値の重い展開となった。NYダウが一時下げに転じたことで一時105.78円まで下落する場面があったが、株安が一服したことや、ロンドンフィキシングにかけたドル買いが加速した。ドル買いが一服すると106.25円前後での持ち高調整が続いた。NYタイム午後になると週末を控えて市場参加者が減少するなか106.10円前後で動意を欠いた動きとなった。