★欧州市場序盤では、前日のNY市場の流れを引き継いで、全般的なドル高地合いが維持され、ドル/円は106.30円台推移した。最近発表された米経済指標の堅調な結果を受け、年内の米利上げ期待が再浮上していることが、ドル相場を支援した。ポンド/円を中心に円売りの流れが加速したことにつれ、ドル/円は前日高値106.53円前後を上抜けた。NYダウ先物や米長期金利の上昇が一服となったことにつれ小幅軟化となった。その後は、日本政府の経済対策の月内策定や、月末の日銀会合を控えるなか欧州株高、米長期金利上昇を受けてドル買い・円売りが優勢となった。NYダウの上昇などを背景に、リスク志向の動きから円に対する売り圧力が優勢となった。株高や米長期金利上昇が相場を支えたほか、原油高を背景に資源国のクロス円が買われた影響から106.81円の高値を付けたが、24日高値106.83円に上値を抑えられた。政府は経済対策で20兆円超の規模を視野に入れているとの報道を手掛かりに円売りが加速したが、引けにかけて伸び悩んだ。しかし、オープニングとともに仕掛け的なドル買い・円売りが入り107.44円まで上昇した。