★欧州市場序盤では、欧州株軟調に推移するなか、為替市場ではリスク回避によるドル高・円高の動きが優勢となった。105円台後半でのドル押し目い買い根強く下げ幅を取り戻し、前日NY市場終値水準の106.15円前後でもみ合った。日本政府の経済対策の月内策定にともない、月末開催の日銀会合に向けて追加緩和観測根強く、円売りが優勢になった。6月米住宅着工件数が年率換算で118万9000件となり、市場予想の116万6000件を上回ったことを受けて、ドル買いが強まった。米株先物や日経平均先物の反落を受けたリスク回避の円買いに上げ渋った。米長期金利の低下を受けて、日米金利差縮小を見越した売りが出た。米長期金利の低下や日経平均先物の下げ幅拡大を横目に106円割れとなったが、押し目買いが入り下げ止まった。106円割れ台では押し目を拾いたい向きも多く106円台を回復した。