★欧州市場序盤では、欧州株が堅調推移、日経先物も反発したことを受け、リスク選好の動きとなり100.70円前後での動きとなった。欧州勢本格参入後も動意乏しく、小幅な値動きを継続した。ただ、米雇用統計への警戒感も根強く上値は限定的だった。米雇用統計の発表を控えて買い手控えムードが広がったこともあり100.40円台まで売りに押された。米雇用統計受け101円台前半へ上昇した。米6月非農業部門雇用者数は28.8万人増となり、事前予想を大きく上回る結果に急騰。しかし、失業率上昇や前月分下方修正を材料に反落した。99.99円と6月24日以来の安値を付けたものの、100円割れ水準では政府・日銀による介入が意識され買い戻しが優勢になった。NYダウや日経先物が堅調推移したことが支えにになり100円台後半まで買い戻しが加速した。その後は、新規材料難のなか、NYタイム午後に入り値動きが細った。また、10日の参院選の結果を見極めたいとの雰囲気も広がった。