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ドル/円は介入が意識されショートカバー優勢に!
- 2016/07/07
- NYタイム
★欧州市場序盤では、101.10円前後でやや神経質な動きが続いたが、日経先物が下げに転じたことでリスク回避の円買いが強まった。英国のEU離脱決定による世界経済への影響を巡る懸念が持続するなか、株安・債券高(利回り低下)のリスク回避の流れが進行、円が全面高で取引されドルが再下落した。その後も日経先物や欧州株相場が軟調推移したことを受けて、リスク回避の売りが強まった。アジア時間につけた安値の100.58円を下抜けると売りが加速し、一時100.17円まで下押しした。心理的節目の100.00円に接近したことで政府・日銀のよる介入が意識されると下げ渋った。米5月貿易収支は弱い内容となったものの、米長期金利が低下幅を縮小したことがそうアの下支えとなった。米6月ISM非製造業指数が56.5となり、市場予想の53.3を上回ったことで円売り・ドル買いで反応した。ただ、NYダウが一時120ドル超下落したこともあり、一巡後は戻り売りに押された。原油価格が上昇したことや、NYダウがプラス圏に回復するとドルの買い戻しの動きにつながった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では「ほとんどのメンバーは英国民投票が米経済を妨げ、金融市場を混乱させる可能性があると指摘」「ほとんどの 委員は雇用統計が労働市場の見通しについての不確実性を増したと判断」などの見解が示されたが、市場の反応は限定的だった。