★欧州市場序盤では、最近の傾向通り、円買いの動きが強まった。ただ102円台前半でのドル押し目買いも根強く102.50円台でもみ合い相場となった。欧州株式市場は上昇したものの、ポンドは対ドルで軟調地合いが続いたことで、ドル/円も警戒感からやや売りが優勢となった。欧州中盤の取引では、NY勢参入を控え、ドルは主要通貨に対して小幅な値動きとなった。全般ドル安が進んだ流れに沿って102.50円付近まで下げる場面があったが、6月米ISM製造業景気指数が53.2となり、市場予想を上回ったことでドル買いが再開した。米長期金利が上昇したほか、NYダウが強含んだことも支えとなり102.70円台まで回復した。NYダウが70ドル超高から10ドル超高まで伸び悩むとドルは失速した。ポンド/円の下落につれた面もあった。その後は、米国ｎ3連休を前に市場参加者が減少するなか、102.55円前後で値動きが細るなど総じて狭いレンジでの取引となった。