（ＮＹ貴金属）
２５日のＮＹ金は、４営業日ぶりに反発。ＮＹ金の期近６月限は、前日比４．１ドル高の２３４２．５ドル。ＮＹ白金の期近７月限は、同４．７ドル高の９２０．５ドル。ＮＹ銀の期近５月限は、同０．７セント高の２７３５．３セント。
昨日のＮＹ金は、売り買い交錯する中、反発した。ＮＹ金の６月限は、序盤に２３１６．４ドルまで下落したが、その後は出直りの動きとなり米国取引時間帯に２３４４ドル前後の水準まで反発した。しかし、この日発表された米国の第１四半期個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数の伸び率が大幅上昇すると、根強いインフレ懸念から米利下げ観測の後退によって米長期金利の上昇が圧迫要因となり、ＮＹ金は２３２４ドル前後の水準まで売り直された。第１四半期の米ＰＣＥ物価指数は、前期比３．４％の上昇となり前回の１．８％上昇から大幅上昇した。ただ、ＮＹ金の下押しは一時的となり、為替がドル安・ユーロ高基調になると、ＮＹ金は再び買われる展開となり２３５７．６ドルまで上値水準を切り上げた。引けにかけては、ＮＹ金の上げ一服の展開から２３４０ドル台前半での揉み合う展開となった。
ＮＹ白金も５営業日ぶりに反発。ＮＹ白金の７月限は、米利下げ観測の後退によるＮＹ金の軟調地合いと為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって米国取引時間帯の序盤に９０５．５ドルまで直近の安値を更新した。しかし、その後は為替がドル安・ユーロ高基調をきっかけに、ＮＹ白金は出直りの動きになると、引けにかけて９２７．２ドルまで反発した。

ＮＹ金６月限日足

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ＮＹ白金７月限日足

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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２５日のＷＴＩ原油は、反発。ＷＴＩ原油の期近６月限は前日比０．７６ドル高の８３．５７ドル、北海ブレント原油の期近６月限は同０．９９ドル高の８９．０１ドル。ＲＢＯＢガソリンの５月限は同２．３９セント高の２７５．８２セント、ＮＹヒーティングオイルの期近５月限は同０．０５セント高の２５５．０４セント。
昨日のＷＴＩ原油は、為替のドル安基調と中東情勢の悪化懸念による供給不安が支援材料となって反発した。ＷＴＩ原油の６月限は、米国取引時間帯序盤に米利下げ観測の後退による、景気先行き懸念からエネルギー需要の鈍化が警戒され８１．９９ドルまで売られた。しかし、その後は為替のドル安基調による割安感と中東情勢の悪化懸念が支援材料になると、ＷＴＩ原油は出直りの動きから引けにかけて８３．８３ドルまで反発した。イスラエルはパレスチナ自治区ガザ南部のラファへの地上侵攻計画を進めている。まだ、中東情勢の悪化懸念は根強く紛争の拡大による供給混乱を警戒した動きが、ＷＴＩ原油の下支えとなっている。

ＷＴＩ原油期近６月限日足

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（ＣＢＯＴコーン）
２５日のシカゴコーンは、反発。シカゴコーンの期近７月限は、前日比３．５０セント高の４５２．００セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの輸出需要と為替のドル安基調を背景に反発した。シカゴコーンの７月限は、序盤に４４６．５０セントまで下値水準を切り下げた。しかし、その後は米国産トウモロコシの輸出需要の拡大と為替のドル安基調による割安感が支援材料となり４５３．２５セントまで反発した。この日発表された米国産トウモロコシの週間輸出成約高は、２０２４年度の純成約高が１２９万９９００トンと予想レンジ４０万～９０万トンを大幅に上回った。この米国産トウモロコシの輸出需要の拡大がシカゴコーンの買い材料となった。

シカゴコーン期近７月限日足

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