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【貴金属市場】中東情勢の悪化懸念で、金標準は波乱の展開

  • 2024/04/19
  • 田澤

(貴金属市場)
19日の金標準は反発。金標準の中心限月2月限は前日比46円高の1万1837円。
夜間立会の金標準2月限は、NY金の上昇によって1万1879円まで反発した。NY金の6月限は、イスラエルとイランの緊迫した状況による安全資産の買いによって2408.0ドルまで上昇した。日中立会は、イスラエルのミサイルがイラン領土に着弾したとの報道によってNY金は2433.0ドルまで急伸すると、金標準は1万1983円まで急騰した。しかし、その後はNY金の2394ドル台までの下落によって、金標準は1万1802円まで上げ幅を縮小した。ただ、引けにかけては1万1830円台まで買い直された。
日中のNY金は、中東情勢の悪化懸念によって乱高下している。イスラエルのミサイル攻撃によってイランとの緊迫した状況が続いているが、高値をつけてからは反落しており、今後も波乱の展開が警戒される。現在は2400ドル割れまで上値水準を切り下げており、今後も激しい値動きが想定される。金標準も日中立会に1万1933円まで上昇した後、1万1802円まで急落している。週末には、イスラエルとイランの報復合戦の動きが警戒される。本来は地政学的リスクの高まりで、買い有利となる局面だが、本日の高値からの値崩れを踏まえると様子見が無難と見たい。夜間立会では、相場の急変動に注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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