フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

株式・FX・商品情報

マーケット情報

株式・FX・商品情報

【海外商品市況】NY金は反発して、一時2400ドル台を回復

  • 2024/04/19
  • 田澤

(NY貴金属)
18日のNY金は、反発。NY金の期近6月限は、前日比9.6ドル高の2398.0ドル。NY白金の期近7月限は、同0.3ドル高の954.5ドル。NY銀の期近5月限は、同2.0セント安の2838.0セント。
昨日のNY金は、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いによって反発した。NY金の6月限は、序盤から買いが先行すると米国取引時間帯に2408.0ドルまで反発した。18日にイランの「革命防衛隊」幹部が、イスラエルがイラン国内の核関連施設を攻撃した場合、イランもイスラエルの核施設への攻撃すると警告した。イスラエルがイランに対して報復措置を行うかは不明だが、ユダヤ教の重要な祝祭「過ぎ越しの祭り」が終わってからの見方もある。「過ぎ越しの祭り」は4月23日から4月29日までとなっている。しかし、高値をつけてからは、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調によって、NY金は2384ドル台まで上値水準を切り下げた。この日発表された米新規失業保険申請件数が、前週比21万2000件となり、市場予想の21万5000件を下回った。この堅調な労働市場を示す内容となったことで、引き続き米早期利下げ観測が後退して、米長期金利は上昇して為替はドル高・ユーロ安基調となった。ただ、NY金の下振れは限定的となり、その後は再び2400ドル台まで買い直されるなど、引けにかけて2390ドル台から2400ドル台の間で揉み合う展開となった。
一方、NY白金は清算値ベースで反発したが、その後は下落した。NY白金の7月限は、序盤から売り買い交錯する動きによって950ドル台を中心とした揉み合う展開となった。NY金の上昇がNY白金の支援材料となった。一方、為替のドル高・ユーロ安基調が売り材料となった。米国取引時間帯にNY白金は944.0ドルまで下値水準を切り下げたが、安値をつけてからはNY金の上昇と連日の下落に対する持ち高調整の動きによって961.9ドルまで反発した。ただ、961ドル台までの上昇は一時的となり、引けにかけては、再び949ドル前後まで売り直された。

NY金6月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
18日のWTI原油は、小幅反発。WTI原油の期近5月限は前日比0.04ドル高の82.73ドル、北海ブレント原油の期近6月限は同0.18ドル安の87.11ドル。RBOBガソリンの5月限は同1.50セント安の271.37セント、NYヒーティングオイルの期近5月限は同4.08セント安の253.39セント。
WTI原油は、売り買い交錯する中、4営業日ぶりに小幅反発した。WTI原油の5月限は、序盤に売りが先行して81.56ドルまで下値水準を切り下げた。前日と同様に米国の景気先行き不安によるエネルギー需要の鈍化懸念が圧迫要因となった。また、イスラエルがイランに対する報復措置のタイミングが、ユダヤ教の祝祭「過ぎ越しの祭り」明けになるとの観測が台頭したことによって、地政学的リスクの若干の後退も売り材料となった。しかし、安値をつけてからは、供給不安が支援材料となり、WTI原油は83.47ドルまで反発した。米・英両国はイランに対して追加制裁を発表した。米国は、今回のイスラエルへの攻撃で使用された自爆型無人機の製造とイランの「革命防衛隊」を支援した16個人と10団体に対し、米国内の資産の凍結と米国人との取引を禁じた。英国も7個人と6団体を制裁対象とした。また、バイデン米政権はベネズエラの石油・ガス業界に対する制裁も復活させた。この一連の動きによって供給不安が台頭して、WTI原油の買い材料となった。ただ、引けにかけては、再び軟調地合いとなり82.50ドル前後まで売り直された。

WTI原油期近5月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
18日のシカゴコーンは、4営業日連続で下落。シカゴコーンの期近5月限は、前日比3.50セント安の426.75セント。
昨日のシカゴコーンは、米国の輸出需要の低迷と為替のドル高基調が圧迫要因となり続落した。シカゴコーンの5月限は、序盤にアルゼンチンの生産高見通しが支援材料となり431.00セントまで反発した。しかし、その後は米国の輸出需要の低迷と為替のドル高基調が圧迫要因となり426.25セントまで下値水準を切り下げた。この日発表された米国の週間輸出成約高は、2024年度の純成約高が50万1200トンと予想レンジ30万~90万トンと下限に近い水準となった。この米国産トウモロコシの輸出需要のて低迷が、シカゴコーンの売り材料となった。

シカゴコーン期近5月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/

【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

新規口座開設キャンペーン開催中

コンサルタント取引限定キャンペーン1

コンサルタント取引限定キャンペーン2

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー