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【海外商品市況】NY金は、安全資産の買いによって3営業日連続の上昇

  • 2024/04/16
  • 田澤

(NY貴金属)
15日のNY金は、3営業日連続で上昇。NY金の期近6月限は、前週末比8.9ドル高の2383.0ドル。NY白金の期近7月限は、同20.7ドル安の981.0ドル。NY銀の期近5月限は、同38.7セント高の2871.7セント。
週明けのNY金は、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いによって3営業日連続で上昇した。NY金の6月限は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調を背景に2340.2ドルまで下落した。この日発表された3月の米小売売上高が、前月比0.7%増と市場予想を上回った。この米個人消費の力強さを示す内容となった3月の米小売売上高によって、市場では米利下げ観測が一段と後退したことが、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調の要因となった。しかし、安値をつけてからは、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いによって、NY金は出直りの動きになると2404.3ドルまで続伸した。
一方、NY白金は為替のドル高基調を背景に急反落した。NY白金の7月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調を背景に売りが先行した。その後、強気な結果となった3月の米小売売上高をきっかけに為替のドル高・ユーロ安基調が一段と進むと、NY白金は972.0ドルまで急反落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調の一服とNY金の上昇によって、NY白金は引けにかけて986ドル台まで下げ幅を縮小した。

NY金6月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
15日のWTI原油は、反落。WTI原油の期近5月限は前週末比0.25ドル安の85.41ドル、北海ブレント原油の期近6月限は同0.35ドル安の90.10ドル。RBOBガソリンの5月限は同1.90セント安の278.39セント、NYヒーティングオイルの期近5月限は同3.09セント安の265.42セント。
週明けのWTI原油は、利益確定の売りによって反落した。WTI原油の5月限は、序盤から為替のドル高基調や利益確定の売りによって上値水準を切り下げると、米国取引時間帯に84.05ドルまで反落した。週末にイランがイスラエルに報復攻撃を実施したが、被害は最小限となった。イラン側の報復攻撃はイスラエルが反撃しなかった場合は、今回限りとしている。これを受けて、中東情勢の悪化懸念が幾分後退すると見られ、市場では利益確定の売りが台頭した。しかし、安値をつけてからは、イスラエルが、イランに対して反撃する構えを見せていることから、中東情勢の悪化懸念が再燃するとWTI原油は引けにかけて85.70ドル前後の水準まで上昇した。

WTI原油期近5月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
15日のシカゴコーンは反落。シカゴコーンの期近5月限は、前週末比4.00セント安の431.50セント。
週明けのシカゴコーンは、為替のドル高基調と米国の作付け進展観測を背景に反落した。シカゴコーンの5月限は、序盤から為替のドル高基調による割高感によって売りが先行した。その後は、米コーンベルトの作付けに適した天候による作付け面積の拡大観測が圧迫要因となり、シカゴコーンは430.25セントまで反落した。引け後に発表された米コーンベルトの作付け進捗率は、6%と5年平均5%を上回っている。

シカゴコーン期近5月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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