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【貴金属市場】金標準は3営業日連続の上昇によって最高値を更新

  • 2024/04/10
  • 田澤

(貴金属市場)
10日の金標準は続伸して、最高値を更新。金標準の中心限月2月限は前日比47円高の1万1505円。
夜間立会の金標準2月限は、NY金の強調地合いと為替の円安基調が支援材料となり1万1552円まで最高値を更新した。しかし、最高値をつけてからは、NY金の下振れと為替の円高方向の戻りによって金標準は1万1415円まで下落した。ただ、金標準の下落は一時的な動きとなり、夜間立会の引けにかけて、NY金が戻り基調になると金標準は1万1480円台まで買い直された。NY金の6月限は、序盤に地政学的リスクや為替のドル安・ユーロ高基調を背景に2384.5ドルまで最高値を更新した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安方向の動きが圧迫要因となり2357ドル台まで下落した。ただ、引けにかけて地政学的リスクと中央銀行の買いが相場の下支えとなり2370ドル台まで買い戻された。日中立会は、NY金が2378ドルまで続伸すると金標準は1万1523円まで上げ幅を拡大した。しかし、引けにかけては、NY金の上げ一服によって金標準は1万1501円まで上値水準を切り下げる動きも見せた。
日中のNY金は2378.0ドルまで続伸している。今晩は米国の3月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に影響を与える重要な経済指標の発表となっていることから相場の急変動に注意したい。事前予想ではCPIが前年比3.4%と前回の3.2%より上昇すると見られている。一方、コアCPIは3.7%とこちらは前回の3.8%より鈍化予想となっている。インフレの鈍化を示す内容となれば、米利下げ期待によって金の支援材料となるが、逆の結果となれば、金の下落が警戒される。従って、NY金は米CPIの結果次第となっている。発表は日本時間21時30分に予定されている。金標準は、1万1552円まで上場来高値を更新している。ただ、今晩の米CPIの結果次第では相場が乱高下する可能性があるので注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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