（貴金属市場）
１日の金標準は、４営業日連続の上昇。金標準の中心限月２月限は前週末比５０円高の１万１００９円。
週末の夜間立会の金標準は、ＮＹ金市場が休場となった状況で、序盤から売りが先行して１万０９０３円まで上値水準を切り下げた。しかし、週明けの日中立会は、休場明けのＮＹ金が序盤から２２６０ドル台まで急伸すると金標準はプラス圏まで買い進まれた。その後、ＮＹ金が強調地合いを維持して１３時過ぎに２２８６ドル台まで高値を更新すると、金標準は１万１０３０円まで最高値を更新した。ただ、高値を更新してからは、ＮＹ金の上げ一服によって、金標準は１万１０００円前後の水準まで上げ幅を縮小した。
週明けのＮＹ金は２２８６．４ドルまで史上最高値を更新している。週末の２月米個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数は、ＰＣＥ物価指数とコア物価指数の内容が相違した内容となったが、休場明けのＮＹ金は２２８６ドル台まで急伸している。高値警戒感が出る中、先週末の急伸の流れを継続していることかた、更なる上値を試す動きが予想される。金標準は、日中に１万１０００円台の大台まで上昇している。ＮＹ金の強調地合いと為替の円安基調が継続していることから、金標準の強い動きは続くと見たい。ただ、かなり高い水準まで上昇していることから、高値圏での急激な乱高下の動きには注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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