（貴金属市場）
２８日の金標準は、大幅続伸。金標準の中心限月２月限は前日比６９円高の１万０６８９円。
夜間立会の金標準は、ＮＹ金の上昇に反応して１万０６７２円まで続伸した。ＮＹ金の６月限は、米国の長期金利の低下が支援材料となり２２１８．３ドルまで上昇した。日中立会の金標準は、序盤にＮＹ金が２２１０ドル割れの動きになると１万０６４０円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後はＮＹ金が２２２２ドル台まで急伸すると、金標準は１万０７０１円まで上値水準を切り上げた。
日中のＮＹ金は２２２２．２ドルまで続伸している。今週に入って再び上昇基調となり２２２０ドル台まで取引水準を切り上げている。目先は３月２１日の高値２２４６．６ドルを試す動きが予想されるが、明日のＮＹ市場はグッドフライデーのため、電子取引を含む全休となっている。また、明日は２月の米個人消費支出（ＰＣＥ）の発表が予定されており、インフレ指標として米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）が注目する経済指標の発表を控え、今晩は持ち高調整の動きが想定される。よって、米ＰＣＥの結果に対する反応は休場明けとなってくる。金標準は、ＮＹ金の堅調地合いによって１万０７００円台まで続伸している。まだ、強調地合いを維持していることから、目先は３月２２日の高値を試す動きが想定される。ただ、前日から神田財務官の円安をけん制する発言によって、為替の円安基調が一服しており、急激な円高による値崩れに注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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