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【石油市場】WTI原油の強調地合いによって、ドバイ原油は続伸

  • 2024/03/26
  • 田澤

(石油市場)
26日のドバイ原油は、続伸。ドバイ原油の中心限月8月限は前日比900円高の7万7270円。
夜間立会のドバイ原油の8月限は、WTI原油の急反発によって7万7370円まで続伸した。しかし、その後はWTI原油の上げ一服の展開から7万7000円を挟んだ水準まで上げ幅を縮小した。WTI原油の5月限は、需給の引き締まり懸念によって82.48ドルまで急反発した後、82ドル前後まで上値水準を切り下げた。日中立会は、WTI原油が82.20ドル台まで買い直されるとドバイ原油は7万7380円まで日中の高値を更新した。しかし、日中の高値をつけてからは、WTI原油が82ドル割れまで下がるとドバイ原油は7万7100円まで上げ幅を縮小した。ただ、WTI原油の下振れは一時的となり、引けにかけてドバイ原油は7万7200円台まで買い直された。
日中のWTI原油は82ドルを挟んだ動きとなっている。前日に82.48ドルまで上昇してから上値水準は切り下げている。ただ、為替がドル安・ユーロ高方向の動きを継続してることから、WTI原油の下振れも限定的となっている。目先は、明日発表される米国の週間在庫統計が注目され、それまでは82ドル前後の攻防が続くと見たい。ドバイ原油は続伸して、3月21日の高値7万7550円を目指す動きとなっている。まだ、WTI原油の強調地合いや為替の円安基調を維持していることから、直近の高値更新の動きが想定される。

ドバイ原油の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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