（貴金属市場）
２２日の金標準は、急落。金標準の中心限月２月限は前日比１２６円安の１万０５９２円。
夜間立会の金標準２月限は、序盤に為替の円安基調が支援材料になると１万０７３４円まで上場来高値を更新した。しかし、高値を更新してからはＮＹ金の上値水準の切り下げによって１万０５６９円まで急落した。ただ、その後はＮＹ金の下げ止まりの動きから金標準は１万０６５０円台まで下げ幅を縮小した。ＮＹ金の４月限は、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって２１６８．２ドルまで上値水準を切り下げたが、引けにかけては２１８０ドル台まで戻した。日中立会は、ＮＹ金の下落によって金標準は一時１万０５８３円まで売り直された。
日中のＮＹ金は２１７３．５ドルまで上値水準を切り下げている。前日からの為替のドル高・ユーロ安方向の動きが圧迫要因となっている。前日に２２２５．３ドルまで史上最高値を更新したことによる利益確定の売りも膨らみやすく、目先は調整安が警戒される。金標準は、ＮＹ金の上値水準の切り下げと取引証拠金の増額によって利益確定の売り手仕舞いなどが圧迫要因となって１万０５６０円台まで急落した。まだ、ＮＹ金の下振れが警戒されることを踏まえると、金標準の更なる下振れも想定される。ただ、為替は円安基調を継続していることから、下押ししたところは買い拾われる動きになると見たい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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