（貴金属市場）
２１日の金標準は、続騰。金標準の中心限月２月限は前日比３０４円高の１万０７１８円。
休日取引となった２０日の金標準の２月限は、為替の円安基調が支援材料となって米国のＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）の声明前まで１万０５００円台まで取引水準を上げた。その後、米ＦＯＭＣの声明の発表後から、ＮＹ金の上昇と為替の円安基調によって１万０６４１円まで上値水準を切り上げた。ＮＹ金の４月限は、米ＦＯＭＣの声明後に為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって２１９２．２ドルまで急伸した。日中立会の金標準は、ＮＹ金の強調地合いの継続によって序盤に１万０６９１円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後は為替の円高方向の動きによって１万０６４０円まで上げ幅を縮小した。ただ、金標準の下押しは一時的な動きとなり、為替が再び円安基調に戻ると金標準は１万０７２６円まで上昇して、上場来高値を更新した。
日中のＮＹ金は、序盤に２２２５．３ドルまで上昇して、史上最高値を更新している。引き続き為替のドル安・ユーロ高方向の動きがＮＹ金の支援材料となっている。高値を更新したことによって、目先は利益確定の売りや高値警戒によって下振れが予想される。ただ、チャートは上昇基調を継続していることから、下押し局面では買い拾われると見たい。金標準は１万０７２6円まで高値を更新している。まだ、ＮＹ金の強調地合いや為替の円安基調が継続していることから、金標準の高値更新の動きが想定される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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